【極寒のイカメタル釣行】最も大切なことは、完璧な防寒対策

寄稿:末吉政直

末吉政直(すえよしまさなお) プロフィール

電動タイラバ、電動ジギングブームの火付け役的存在として常識破りな革新的アイテムを送り出す釣具メーカー「ZERODRAGON(ゼロドラゴン)」のスタッフ。キャスティングティップランなどの新釣法も提案中

毎年、この極寒の季節になると、来年のイカメタルシーズンに向けて、ロッドの最終テスト及び、プロモーションのための釣行が始まります。

我々釣具メーカーは、皆さまが本格的シーズンになる前にターゲットを釣らなくてはなりません。

冬場の釣行には寒さ対策が必須

しかし、季節は冬。今回はそんな、毎年行われる冬場のテスト釣行の模様と、せっかくなので私の防寒装備について書きたいと思います。

まず、基本的なことですが、冬装備をしていかないと、お話になりません。

イカメタルは日中の釣りとは違い、完全に日が落ちてからの釣りとなりますし、ジギングなどとも違い、体の動きが少ない釣りなので、皆さんが想像する以上に過酷な寒さとなります。

特に、今はキャビンに入れない船も多いので、寒さ対策は完璧にして臨みましょう。

筆者の対策を紹介

特に寒いのは足元。私の場合、防寒長靴に、厚手の靴下と足用のカイロを使用します。

また、最近のお気に入りは、モバイルバッテリーを使用するヒーターウエアです。

ズボンとベストなどがスイッチ1つで瞬時に温まります。また、重ね着をしなくても十分温かいです。欠点は、バッテリーが切れてしまうと寒くなってしまうので、予備のバッテリーを必ず常備しています。

指先も寒くなるので、グローブの予備を最低3セット、またポケットにはカイロを忍ばせておきます。

首元も重要です。ネックウォーマーをして、さらにアウターのフードを被ると暖かいです。

真冬に限ったことではありませんが、ここまでしてでも年間を通じて当社がテスト釣行へ出る理由はいろいろありますが、シーズンインしてからではテストも間に合いませんし、プロモーションやポスター作りも間に合いません。

そして、1番重要なことは、ユーザー目線でしっかりとテストし、納得のいく商品をリリースするということです。

そのためには、シーズンオフでもターゲットを釣らなくてはなりません。正直、ここが最も大変なポイント。

釣行ではとにかく、集中力を切らさず、少ないアタリとチャンスを捉え、来年も皆さまがワクワクする新製品をリリースしてまいります。お楽しみに!

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