ポイントは魚影が濃い網野沖
光進丸がアコウを狙うポイントはいくつかありますが、当日は港から40分ほどの網野沖の人工魚礁がポイントでした。釣り方は流し釣りで、人工魚礁周りに船を流して釣ります。このポイントの水深は60~70m前後と少し深めです。
このエリアはアコウのほか、アオハタやウッカリカサゴ、ソイなどの根魚のほか、ヒラメなどもいる魚影が大変濃いポイントです。
泳がせ釣りでアコウへアプローチ
釣り方はアジをエサにした泳がせ釣り(時期によりエサが小サバの場合もある)です。竿は先調子の方がアタリが取りやすく、底取りもしやすいのでよいそうです。
また、水深が深いため電動リールがよく、PE2~3号を巻いていれば大丈夫です。
仕かけは2本針の胴突き仕かけで、オモリは潮が緩い時は60号、速い時は80号を使用します。ハリスはエサの動きがよく、弱りにくいように5、6号がベストです。
針は根掛かりしにくいムツ針の16号が基本で、釣れる魚のサイズで針の大きさをかえることもあるので、いくつか種類を持っておくとよいです。
また、光進丸では仕かけは持参となります。根掛かりをすることもあるので、いくつか予備を持っていきましょう。
エサの付け方は下アゴから上アゴがベスト
当日使用したエサは生きアジは17、18cm前後がメインの大きめのエサでした。入荷状況によりエサの大きさがかわるが「少しエサが大き過ぎる」と話す船長。アコウなどの根魚では12、13cm程度がよいそうです。これからの時期は小サバが入荷するらしく、期待ができそうとのことです。
アジは針が外れにくいように下アゴから上アゴへ貫通させるのがよいとのことです。
根掛かりに注意しながら、底から2m前後上げて誘うのがキモ
基本的にアコウは底にいますが、食い上げてくるので、底から2m前後仕かけを上げることが基本です。
ベタ底でも食ってきますが、ガシラがよく食ってくるほか根掛かりが非常に多くなります。ハタ系はベタ底のイメージがありますが、底を切って泳いでいることも多いので、底から2mほど仕かけを上げます。
また、誘い方は基本的にタナでステイです。しかし、定期的に誘いを入れることも肝心です。誘いは生きエサが弱らないように大きく竿を持ち上げて、そこからゆっくりと下ろしていくとよいです。
食いが浅い場合は竿で聞き上げて、エサを追わせて食い気を高めよう!
取材日はアタリが多数ありましたが、食いが浅いようでバラシも多かったです。船長が話すには「食いが浅い場合はアタリがあってもすぐに合わさず、ゆっくりと聞き合わせていくのがよい」とのでした。
聞き合わせをすると、アコウがエサを追い掛けてきて掛かる確率がアップします。しかし、聞き合わせをしても食ってこない場合は竿で少し送り込むのもよいそうです。送り込む場合は食わせてから根に潜られないように注意が必要です。

光進丸の船体
これから梅雨、夏とますますアコウ釣りはハイシーズンを迎えます。今から準備しても間に合いますよ。夏の旬を感じに、いつもより少し足を伸ばして釣りに出かけましょう。

前田好則船長
※この記事は2019年6月7日発売の週刊釣場速報に掲載された記事を再編集、加筆したものです。