【メバルとガシラ、合わせて32尾の好釣果に大満足】堤防で26cm頭に入れ食い!

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

兵庫・明石 海浜ベランダの東端に今回のポイントがある

波止釣りファンの皆さま、昨年の釣り納めと、今年の初釣りはいかがでしたか?

年末年始の天候が、また寒波で、海は大荒れ模様の予報だったので、原稿の締切に間に合わせるため、昨年12月29日(若潮)に釣行した。

当日狙ったのはメバル

狙ったのはメバル。メバルは産卵期で接岸しているので、良型が釣れるチャンスでもある。

今回の釣り場は、兵庫県の明石市役所裏の海浜ベランダ。

ここは駐車場(有料)からも近く、まるで海釣り公園のような所で、水際に手すりがあり、足場がよくて釣りやすい。

ここは、足下がスリットになっていて、ステ石が4~5m前方まで入っているので、そのかけ上がりがメバルなどのポイントになる。

ベランダの東端にテトラが入っているので、見に行くと、メバル釣りの人が2人いた。

その1人がバッカンに、メバルを生かせていたので見せてもらうと、15cm前後のメバルが7、8尾とグレが1尾入っていた。

この人の話では「日中はメバルの型は小さいが、夜は良型が釣れる」と言う。

当日の釣座は海浜ベランダの東端にある小波止

2人の邪魔にならないよう、前方に出ている小波止へ行くことにした。

波止の先端では、1人だけグレのフカセ釣りをしていた。

話を聞くと「25cmくらいのグレを頭に10尾くらい釣れた」と言っていた。

16時半頃から、波止の外側左のテトラ寄りを、図のようなカゴ釣り仕かけで釣ることにした。

カゴにシラサエビを入れてマキエをするので、無駄がなく、ピンポイントで狙うこともできる。

タナを約2ヒロで、1投目からアイナメの18cm前後が釣れた。

タナが深過ぎたと思い、1.5ヒロくらいにするが、エサ取りのフグが多く、すぐにエサがなくなる。

エサ取りは、暗くなると少なくなるはずなので、それまでの辛抱だ。

17時を回ると暗くなり始め、メバルとガシラが釣れるようになってきた。でも型がイマイチ。

当夜は風がなく、絶好のメバル釣り日和。

前方には電飾鮮やかな明石海峡大橋が見え、ロケーションは抜群。

カゴには毎回シラサエビを入れているので、アタリはあり、退屈しない程度には釣れるが、釣り場の水深とタナが浅いのに仕かけが重すぎて、2号のウキとオモリではバランスがよくない。

さらにはエサを使い果たした。

この時点で、メバル7尾とガシラ3尾の釣果。

後半は電気ウキ仕かけに

時間は19時。

帰るにはまだ早いので、一旦納竿してエサのシラサエビを買いに走り、再度、同じ波止へ行く。

今度は、ノベ竿で電気ウキは3Bの軽い仕かけとした。

強引に耐えて、釣り上げたのは26㎝のメバル

先に波止の内側を釣ったところ、際から2~3mの近場で15~18cmのメバルが入れ食い。

タナは約1ヒロ。

先に釣った波止の外側も釣れるはずだと、マキエもせずに仕かけを入れてみた。

ウキが立つと、ほどなくスーッと入る。

これはメバルのアタリだと、ひと呼吸置いて合わせた。

ギューンと竿を絞り込むような強い引き。

竿尻を下げて強引を耐える。

やがて黒い魚が浮いてきたが、重くて上げられない。

糸を持って、そっと引き上げてビックリ。

26㎝のメバル

何と大きなメバルだった(後で計ると26cm)。

当日後半の釣果の一部

その後24cm、20cmの良型メバルに20cm級のガシラもまじり、前後半で合計32尾の好釣果に恵まれ、大満足の釣り納めとなった。

アクセス

 

今回竿を出した小波止は、海浜ベランダの東端の曲がり角にあり、テトラを10個ほど歩いて波止に降りる。

10mほどの小波止で、外側が1段(1mほど)高くなっている。

波止の付け根にテトラが入っていて、その近くが好ポイント。内側もテトラの近くがポイント。

海浜ベランダは足場がよく、足下はスリットでステ石が4~5m前方まで入っているので、そのかけ上がり付近を狙うとよい。

ここは風があると上撒きでは、マキエを飛ばし辛いので、底撒き器を使って、マキエをするとよい。

明石海峡に面しているだけに、潮の流れが複雑で速い時もある。

流れが速い時、前方は釣りにならないので、そのような時は近場を釣るとよい。

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