アルファタックルの船竿「FT」シリーズって何だ? 全8カテゴリー15機種、ぜ~んぶ14000円!

当webサイトをご覧の皆様には、「船釣り」が好きな方も多くいると思います。

このところ、特に湾内や近海などでは船釣りにエントリーする人が増えたような気がします。特に若い世代が。

実際のところは、私がキラキラの若い世代に目がいってしまうオジサンだから、そう思うのかもしれません(笑)。

とはいえ、ご存知の通り船釣りは狙う魚種(や釣り方)が船ごとに決まっています。

可能であれば、その魚種や釣り方にマッチする竿があると釣りは楽しくなるもの。

かといって、決して安い買い物ではない竿。特に「船釣り入門」という時には、なるべく安く・なるべくお値段以上の性能を…と求めるのは自然な流れ。

アルファタックル・FTシリーズ

アルファタックルから新製品として登場する「FT」シリーズは、そんなニーズに応える一大ロッド群。

FTシリーズのひとつ、ライトゲームFT

これから船釣りを始めてみたいというエントリーアングラーに贈る、リーズナブルでちゃんと使える竿。

FTシリーズは、同じくアルファタックルのロッド「フネタツ」シリーズの流れを汲み、それをさらにブラッシュアップさせたもの。FTの文字もフネタツから取ったネーミングであるとともに「ファーストターゲット」の意味も含むという。

全8カテゴリー15機種、すべて14,000円

2022年からの新シリーズながら、広く船釣りのエントリーに向く竿ということで、一気に8カテゴリーが順次発売されていく(4~5月予定)。内訳は以下の通り。

ライトゲームFT(7機種)
テンヤマダイFT(1機種)
ビシアジFT(1機種)
ライトアジFT(1機種)
フグカットウFT(1機種)
湾フグFT(1機種)
タチウオFT(1機種)
喰わせヒラメFT(2機種)

そして、価格はすべて統一で14,000円(税別)。船釣りにおける初めての魚に、ハードルを高くしない価格設定と性能が魅力。

ライトゲームFTは面白い存在になりそう!

出典:アルファタックル

そんなFTシリーズの中で、最も多い機種展開となるのがライトゲームFT。このロッドは船釣り入門と考えた時に、1機種ごとにある程度の魚種をカバーできる汎用性が高く、冒頭で述べたような「船釣りエントリー」には最適では!?

まずは駆け足で全機種のスペックと対象魚の目安をご紹介。

スペック
品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
標準自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
オモリ負荷(号) アクション カーボン
(%)
グラス
(%)
メーカー希望
小売価格
(税別)
64-195ML 1.95 2 100.5 105 1.0 10.1 15-60 6:4 79 21 14,000円
64-195M 1.95 2 100.5 110 1.1 10.5 20-80 6:4 80 20 14,000円
73-190ML 1.9 2 98 105 1.0 10.1 15-60 7:3 78 22 14,000円
73-190M 1.9 2 98 110 1.1 11.2 20-80 7:3 77 23 14,000円
73-190MH 1.9 2 98 115 1.1 11.9 25-100 7:3 78 22 14,000円
82-180MH 1.8 2 93 110 1.0 10.6 25-100 8:2 79 21 14,000円
82-180H 1.8 2 93 110 1.1 11.8 30-120 8:2 79 21 14,000円

船釣りのオーソドックスな調子である「6:4」「7:3」「8:2」調子で全長はいずれも2m以下。

全体的にライト化が進んでいる船釣りを考えると、近海の魚種なら非常に幅広く対応できる機種がそろっていると感じます。ちなみに、結構軽い!

対象魚の目安

調子、長さ、アクションと丁度イイところがそろう印象。例えばタチウオを例にしてみると、片テンビンを使用した東京湾タチウオなら食わせていく釣りも多くなるので7:3のMLかなぁ…とか、大ブームのタチウオテンヤで掛けにいくなら8:2のHにしようかなぁ…とか、選択肢が多く、それがバランスよい。

エサ釣りだけでなく、タイラバやライトジギングなど近海ライトルアー系もマッチするであろう機種も多数。

「こういうのでイイのよ」的、過不足なき良ロッド

ライトゲームを謳っているだけあって、操作性という部分でも考えられています。

全機種がベイトロッドとなるのですが、リールシートは軽量スモールトリガーのCS45-Tオリジナルリールシート。

細身でもあり、軽く握りやすいシェイプ。

目でもアタリが分かりやすいホワイト×オレンジのティップ部分は繊細で、程よいしなやかさがあったのも好印象。

また、全機種センターカットの2ピースとなっていて持ち運びにも便利!

また、ガイドはOリング。SiCリングガイドよりグレードは劣ります。

ガイドで反響感度というか手に伝わる感度って結構変わりますし、耐久性も違います。個人的にも過去にビックリした経験があります。

それは事実ながら、「Oリングだからダメだったわぁ~」という体感でいえば、近海の船釣りでそこまで感じたことはなく、むしろ近海の比較的ライトな船釣りであること、エントリー層へ向けたこの価格帯を考えれば十分なのでは?とは個人的に感じます。

さらにいえば、そこにこだわるのであれば、もうワンランク上のSiCガイドリング搭載ロッド「海人(Kaijin)」シリーズが、これまた2022年はドド~~ンとリリース予定なので、そちらも視野に入れるといいでしょう!

こちらは海人シリーズのひとつ、海人加太マダイ。さらにグレードアップしたロッドなら海人シリーズにも注目

それよりもこのライトゲームFT、予想以上にキレイなカーブ、繊細なティップ、軽さ…。触ってみてビックリ!

それからシックで飽きのこないデザイン。

ひとことでいえば「こういうのでイイのよ」系のオススメロッドですよ!

発売予定:2022年4月

アルファタックル公式2022・新製品情報

アルファタックル公式サイトで、2022年春の新製品情報が一覧で見られます。そちらもチェックしてみてください!

新製品一覧ページはこちら

アルファタックル(alpha tackle) プロフィール

株式会社エイテックの自社ブランドがアルファタックル。同じくエイテック社のルアーブランドにはtailwalkがある。アルファタックルは海のエサ釣りを主体にしたロッドや小物用品類を数多くそろえ「MPG」シリーズ、「アルファソニック」シリーズ、「海人」シリーズなどは船釣りファンなら誰もが知るところ。幅広くリーズナブルで高品質な製品ラインナップが魅力。

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