基本は竿下で底を切り誘いを入れる
釣り方はキャスティングでも竿下でもOKだが、船長のオススメは竿下で釣ること。
キャスティングで釣る際は、船の流れる方向などを気にして釣る必要があり、初心者にはオススメしない。
キャストする方向を間違えると、仕かけがうまく流れず絡まったりと釣果ダウンにつながってしまうからだ。

キャスティングは慣れてからするとよい
最重要ポイントは底取り。
底取りが上手くできずにオモリが底を引きずると仕かけが絡まり釣りにならない。
理想は底から20~30cmをキープしながらエサを動かして誘いをいれることだ。
キャスティングの場合は底に着きすぎないようにサビきながら釣るとよい。
誘う時は小さく竿先をフワフワと動かすような誘いに当日は反応がよかった。
アワセはアタリがでたら聞きアワセ気味に小さく入れるとよい。
大きくアワセると、キスが吸い込んだ針がスッポ抜けてしまったりするのでNGだ。

アワセは聞きアワセ気味にする
釣果アップのポイント
船長によると、食いが渋い時にはエサの大きさを小さくすることと、仕かけの全長を変えてみることが重要とのこと
ほかにも「仕かけが絡まっていれば、それは底取りがキッチリできていない証拠なので、それでは釣れないよ。後はしっかり誘いを入れることが釣果が伸びるポイントかな」と話していた。
当日の竿頭だった合田氏の釣り方を見ていると、小刻みな誘いを入れているほかに、追い食いを狙っている場面が目立った。
取材日はダブルヒットはあまりなかったのだが、合田氏には複数回キスのダブルヒットがあった。
以上が仙正丸で伺ったキス釣りのポイントだ。
ぜひ参考にして釣果アップに繋げてみてほしい。

仙正丸の辻船長。近隣施設への魚の寄付など遊漁船以外の活動も熱心に行っている
仙正丸で開催中のキスマッチを紹介
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