ロックショアゲームって実際釣れるの? 沖磯に渡って調査してみた!

寄稿:nomi

nomi(ノミ) プロフィール

釣場速報本紙でお馴染みの、釣りに対するさまざまな疑問を解決する実験的な試行も試しているマルチアングラー。OCTOPLASHERなど数々のバンドでギタリストとしギターを日々弾きマクリ。山豊テグスフィールドスタッフ。

今回はロックショアジギングの実釣調査を行った

ロックショアとは、磯で行うショアジギングなどのルアーフィッシングのことだ。

磯には、陸から地続きの地磯と、渡船を使って渡してもらう沖磯がある。

どちらも基本、同じ釣り方になるが、今回はエントリーしやすい沖磯へと渡ってきた。

沖磯は専用の装備が必要

まずは、準備として何が必要なのか?

基本、渡船で渡してもらう沖堤防などで行うショアジギングと同じだが、磯は足場が悪く、根が近くにあるという大きな違いがある。

そのため、必要となる道具が、ゲームベストと呼ばれる救命胴衣である。

膨張式のライフジャケットは、万が一、転落などした場合、膨張した救命具が磯や貝などに触れて破れる可能性があるため、不可である。

さらに、磯は足場が悪いため、ソールにピンなどが打たれた専用のシューズが必要で、転倒などでのケガに備え、グローブ、キャップなども用意する。

磯用のシューズはソールにピンが付いている

今回、青物狙いで用意したタックル

タックルに関しては、ターゲットや磯により違いがあるが、ショアジギングをする場合は、潮が速く根が荒いので、ファイトを有利にするためにも、少し強めのタックルが必要となる。

ロッド:ゼスタランウェイXR97MMH
リール:シマノツインパワーSW6000HG
ライン:山豊テグスファメルPE ショアジグ8・2号
リーダー:ファメル フロロショックリーダー40lb
ジグ:アフターバーナー60g

そのほかの荷物は、なるべくコンパクトに動きやすいように、バッカン1つ程度に納めた方が楽である。

磯に着けば自分の釣りをするだけ

渡船へのエントリーは、各渡船へ予約の連絡をし、釣り方と何を狙うかを伝え、指示または自分の指定の磯に渡してもらう。

目的の磯に到着すれば、あとは自分の釣りをするだけである。

今回は青物狙いでのショアジギングで、足場をしっかりと固定してフルキャスト! 表層からボトムまでいろいろなレンジを探る。

ワンピッチジャーク、タダ巻きなど、思い思いの攻め方で攻略してく。

回遊があれば、ブリもチャンスがある。

今回、私が釣れたのはよいサイズのオオモンハタであった。

凶暴なバイトと重量感、そして遊泳力。

どれを取っても楽しい魚である。

同じ磯ではアカハタ、青物やサワラも姿を見せてくれた。

結果は「結構釣れる!」

今回のノミラボ実験結果は、「ロックショアゲームは結構釣れやすい!」であった。

今回は少し渋めのタイミングであったため、釣果はあまりよくはなかったが、青物の回遊に当たれば、割とイージーに釣れる。

ボトム狙いでのロックフィッシュもシーズンインすれば、数釣りも期待もできる。

魚影の濃さ、魚のスレ方、魚のヤル気などが、漁港などとは比べるとレベルが数段階上の沖磯。

少し敷居の高い印象ではあるが、この記事を読んだアナタも、安全第一で道具を揃えて、ワンランク上のフィールドを味わってみてはどうだろうか。

この実験で今日もギターが冴えるぜ! ギュイ〜ん♪ 誰かがやらねば…。
(※実験結果は素人感覚のため、必ずしも同じ結果が出るとは限りません。)

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