気難しいから面白い!! 春のタイラバ【三重エリア ディープマダイ攻略編】

連載:西村豪太FishingGO!GO!

西村 豪太(にしむら ごうた) プロフィール

幼少期から釣りを始め、カワハギ、タチウオ、イカ、タコ、アユetc…オールジャンルの釣りに精通するマルチアングラー。ダイワカワハギオープン2011準優勝、2016全国大会出場、KAWAHAGI FESTA2016 KANSAI PRIDE FINAL優勝、大阪湾タチウオKINGバトル2016 4位入賞。ダイワスタッフ

こんにちは、西村豪太です。

このところ、一気に暖かくなってポカポカ陽気の日が増えてきましたね。そんな陸上と同様に、3~4月は海の中も春めいてくるシーズンで、多くの海の魚が産卵を迎えるシーズンでもあります。

今回は正に今、乗っ込み(産卵期)を迎えているマダイを、タイラバで攻略する模様をお伝えしようと思います。

お邪魔したフィールドは、三重県志摩にあるFP志摩。ディープエリアでのタイラバを得意とされており、同エリアでの乗っ込みに合わせて、3月末にお邪魔しました。

この時期の乗っ込みマダイと言えば、大型のマダイが釣れる可能性が高い、自己記録更新が狙えるシーズンである一方、産卵期独特の難しさから、ボーズのリスクも高い、まさにハイリスクハイリターンなシーズンです。

 

そんな気難しいマダイを、今回は2通りのタックル&パターンで攻略してきました。

電動タイラバ&手巻きライトタックルの2パターンで攻略

1つ目は私が得意とする「電動タイラバ」です。

電動タックルを使用したタイラバは、ディープエリアやドテラ流しと相性がよく、同エリアの釣りにもマッチしています。

活性が高いマダイや浮いたマダイを電動巻きで手早く、また手巻きでは探り切れない上のタナまで攻略する狙いがあります。

 

2つ目は、真逆の作戦。極力ライトな手巻きタックルで、食い渋るマダイを攻略する作戦で挑みます。

電動では釣り切れないシビアな乗っ込みマダイを、軽量なタイラバで攻略するために、2通りのタックルを持参しました。

当日は5時半に出船、40分ほどでポイントとなる志摩沖に到着です。

 

高活性の浮いたマダイを電動タイラバで狙う

まずは朝イチの高活性&浮いたマダイを攻略するために、電動タイラバからスタート。

フルモデルチェンジしたシーボーグ200Jと、紅牙AIRの電動タイラバロッドであるDモデル、150gのタイラバを組み合わせ、スタートしました。

 

水深は95mとかなり深いですが、電動であれば巻き上げの苦労もありません(電動タイラバの1番のメリット!)。電動巻き上げスピード14ほどで、ボトムから30mを探っていきます。

すると、電動タイラバで釣りをしていた同船者2人がダブルヒット。ヒットしたタナを聞くと、かなり高めのタナとのことでした。

 

それではこちらも、と思い切って下から50mほど巻き上げて探っていきます。

すると、船長の「浮いた反応がありますよ」とのアナウンス直後、海底から40mほど巻き上げた高いタナで、私のロッドが絞り込まれました!

 

800gほどに設定したドラグでしたが、シーボーグの電子ドラグ音とともに、気持ちよく引き出されていきます。

大型を確信し、電動巻き上げ20でテンションが抜けないように、ゆっくりファイトしていました(電動タックルは、ファイトミスが少ないこともメリットですね)。

すると、このヒットを皮切りに同船者も次々ヒット! 竿を出している7人中6人がヒットするという「確変状態」です(笑)。

そして1尾もバレることなくマダイが取り込まれ、自身も無事ランディングすることに成功しました。

 

計測すると64cm、婚姻色で黒く染まった立派なオスのマダイでした!

 

狙い通りの高ダナでのヒットに「乗っ込み最高!」とガッツポーズです!

 

しかし、このヒットを最後に、長い沈黙タイムスタート…。潮が流れず風もなし、ドテラ流しながら0.1ノットと、ほとんど船が動いていません(泣)。

 

手巻きタックルで食い渋る状況を打破

そこで、作戦変更。繊細な手巻きタックルに持ちかえ、ヘッドもギリギリ底を取れる60gにチェンジしました。

反応もボトム中心のため、底から10mほどを攻略していきます。すると周りが沈黙する中、私のロッドにアタリがきました。

1尾目ほどの重量感はありませんが、50cmクラスの美形のメスを釣り上げることに成功です。

 

パターン発見か、と思いましたが、その後、潮が複雑になり、オマツリが頻発し始めたので軽量なタイラバは諦め、150gのタイラバに戻して、手巻きタックルで釣りを続けました。

そして、ドラマはラスト30分でした。少し潮が流れ始め、0.5ノットほどとなった時、私のロッドに再び魚信が走りました!

1尾目同様に重量感があり、しっかり竿を曲げて魚にプレッシャーを与え、ジワジワと魚を浮かせていきます。

 

水深は120mほどとディープのため、ハンドルを握る左手が辛くなってきましたが、嬉しい悲鳴を上げながら無事にランディング成功。

1尾目ほどではありませんでしたが、60cmちょうどの美形のメスをゲット!

 

オス、メス60cmオーバー揃い踏みと、正に乗っ込みシーズンと言える釣果に、納得の納竿となりました。

お伝えした通り、当日は乗っ込みの楽しさ、そして難しさの両方を味わった1日となりました。

 

釣り人7人で、取り込まれたマダイは船中10尾でしたが、テクニックを駆使してそのうち3尾、そして最長寸を釣ることができたことから、うまく釣ることができた1日だったと確信しました。

この連載が掲載される頃には、乗っ込み本番だと思いますので、ぜひ皆さんも乗っ込みの桜ダイを釣りに、フィールドに出掛けてみてくださいね!

 

~筆者の使用タックル~

■電動タックル
ロッド : 紅牙AIR D68MHB TG
リール : シーボーグ200JL-DH
ライン : UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 0.8号 300m
リーダー  : タフロンウルトラ船ハリスEX5号
タイラバ : 紅牙カレントブレイカートリニティα紅牙ベイラバーフリーTGαヘッド 各60ー150㌘

■手巻きタックル
ロッド : 紅牙AIR N510MB TG
リール : ソルティガIC 100PL-DH

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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