イイ写真ですよね。アルファタックルの柳沢テルさんの笑顔……もイイのですが、ここはロッド「ミッドアームGS」の曲がりを見て頂きたいのです。もちろん船上で、もし会った際には「テルさんイイ笑顔でした」と添えてください(笑)。
ミッドアームGS
2022年のアルファタックル新製品となるミッドアームGS。写真は73-190ML。
出典:アルファタックル
使用しているのはマダイ釣り。いわゆるコマセマダイでのひとこまなのですが、キレイに曲がっています。
コマセマダイといえば、大体2.4~2.7mほどから、地域によっては3m以上の竿という感じが一般的かなと思います。それに比べて短いは短いんです。
よく見ると、バット部分からはさほど曲がっていません。全体を見るとしなやかに見えるけれど、よく見ると溜められる部分がある、そんな73-190ML。
ちなみに写真で使用しているビシ(コマセカゴ)は80号。東京湾ではポピュラーな重さ。けれどもヘタりこんでいない。
近年では手持ちで操作して誘っていくライトなコマセマダイも台頭してきて、そうしたライトコマセ系なら何でもこなしてくれそうなイイ曲がり。
ちなみに64-220もラインナップされていますが、曲がりの基本コンセプトは同様で、しなやかだけれど溜められる部分がある。
もちろんムーチング系のバラシが少ないロッドを否定するわけではなく、こうしたロッドでコマセマダイの楽しみ方もありだなぁと思わせるワンシーンではないかと。
GSが意味するのはグラスソリッド。
どうしても長くなればなるほどにグラスソリッドというのは先重り感が出てくるのですが、素材やレングスなどを計算し、軽快なゲーム系グラスソリッドロッドって、アルファタックルは得意とするところなんですよね。
ミッドアームGSは、当然コマセマダイ専用ロッドではありません。だからこそ、これは使い方次第で面白そうだ。そう思わせる存在。

ショートトリガーで、操作性も高いのは魅力

はっきりとしたコントラストで視認性の高い穂先も助かります
で、価格は…。
品名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
オモリ負荷(号) | メーカー希望 小売価格 (税別) |
73-190ML | 1.9 | 2(B) | 143 | 165 | 1.3 | 10.2 | 30-80 | 18,000円 |
73-190M | 1.9 | 2(B) | 143 | 180 | 1.4 | 10.8 | 40-100 | 19,000円 |
64-220ML | 2.2 | 2(B) | 173 | – | 1.7 | 10.5 | 30-80 | 19,000円 |
64-220M | 2.2 | 2(B) | 173 | – | 1.9 | 11.1 | 40-100 | 20,000円 |
いずれも非常にリーズナブル! そして最初の写真のように安心感のある曲がり。
目安となる対象魚も非常に豊富!
機種 | オモリ負荷 | 対応魚種の目安 |
73-190ML | 30-80号 | ヒラメ・マダイ・イサキ・アジ・アマダイ・マハタ・メバル・カサゴ・タチウオ・チダイ |
73-190M | 40-100号 | ヒラメ・マダイ・イサキ・アジ・アマダイ・マハタ・メバル・カサゴ・タチウオ・チダイ |
64-220ML | 30-80号 | アジ・イサキ・ヒラメ・マダイ・メバル・マゴチ |
64-220M | 40-100号 | アジ・イサキ・ヒラメ・マダイ・メバル・マゴチ |
個人的には、対応魚種の目安には入っていないけれど、なんならタイラバなんかに使ったらどうなのよ?なんて気になるロッドであったりします(笑)。
発売予定:2022年7月予定
アルファタックル公式ミッドアームGS詳細ページはこちら
※この項の画像は一部プロトがあります
アルファタックル公式サイトで、2022年春の新製品情報が一覧で見られます。そちらもチェックしてみてください!
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