竹村勝則 プロフィール
元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

竹村勝則 プロフィール
和歌山・新和歌浦港

西側波止のポイント

東側波止のポイント
新和歌浦港は、かなり大きな港で港内も広く、駐車場(有料で400円)、トイレもあり、ベテランから家族連れでも釣りが楽しめる。
家族連れなら港内の駐車場近くの岸壁が足場がよいのでオススメ。

港内の岸壁は足場がよい
地元の常連は紀州釣りでチヌを狙っているが、家族連れならサビキ釣りで、これからイワシ、アジ、サバなどが回遊してくるとよく釣れる。
ベテラン向きなのは東西の2本の波止。
西の波止は外側にテトラが入っているので釣り辛いが、チヌ、グレが狙える。
港内側は紀州釣りでチヌが釣れる。
東のマリーナの波止はカーブ点から先の外側で紀州釣りでチヌ、ヌカ切りでグレが釣れる。

東側波止の風景
常連の話では、工事後、ステ石が15mほど前方まで入ったので釣り辛くなったと言う。
工事後、自分はまだ紀州釣りでチヌ釣りはしていないが、紀州釣りは遠投できるので、以前のようにチヌがよく釣れるかも。
但し、魚の取り込み時は、ステ石に要注意だ。
和歌浦港でキスを狙うなら、ヨットハーバーの波止の外側と、西の波止の付け根近くの小さな浜の手前にある岩場から投げる。
今回はキスを狙って釣りを開始
今回は、和歌山の新和歌浦港へ、キス釣りに行くことにした。
道路端で車に戻ってきた地元の人に、状況を聞くと「大波止の外側と内側のあちこちを探ったが、キスはさっぱり釣れなかった」と言う。
大波止がダメなら、東のヨットハーバーの波止はどうだろうと、東端の駐車場へ車を止める。
海水浴シーズンは、浜からの投げ釣りはできないが、波止からなら少々離れるし、浜を向いて投げなければ大事ない。
その波止の先端近くで、地元の常連さんが1人ヌカ切りでグレを狙っていた。
この人は6m級のノベ竿で「軽い仕かけでステ石のかけ上がり手前のステ石の隙間を狙っている」と言う。
1段低い波止の内側では、3人が紀州釣りでチヌを狙っていた。
今日はチヌではなくキス狙いなので、波止のカーブ点に入る。
竿は25号の4.2mで、オモリは軽めの15号で、なるだけ遠投する。
片男波海岸の沖だから、海底は砂地で根掛かりはほとんどない。
仕かけをゆっくり引いて、50mほど手前まできた時、コン、ブルブルーッとキスのアタリ。
追い食いをしてくるほどキスはいないようなので、リールを巻いて取り込んだのは13、14cmのキス。
小さくても当日初めて釣った本命魚だけに嬉しい。
その後、コンと小アタリはあるのだが、針に掛からなかったり。
それでも根気よく投げていると、ポツポツとキスが釣れた。
釣れたと言っても3尾だけなので物足りないが、急に南西風が強く吹き出したので、釣り辛くなり納竿した。