コアなアングラーが多い、ティップランエギング。ショアエギングよりも釣果が期待できるとともに、そのゲーム性の高さで人気のある釣法です。
ティップランを攻略するためにも、ロッドってコダワりますよね。活性のいい時に掛けていける掛け調子のロッドが欲しい! キャスティングして浅場にいるイカを寄せたい! など、一風変わったモノが欲しくなってきます。
そんなコダワりが多いアングラーも納得できる、テクニカルな番手もラインアップして新登場するのが、シマノの「セフィア XR ティップエギング」。
出典:シマノ
「セフィア XR ティップエギング」は、全7機種でラインナップ。その中で、3つのカテゴリーで分けられています。
1.王道のシマノ調子 R(レギュラーテーパー)
2.攻撃的先調子 F(ファーストテーパー)
3.キャスティングモデル C(キャスト)
番手の表記の1番最後に、各アルファベットが記載されています。
ちなみに全モデル、センターカット2ピースなので持ち運びも簡単です。
それでは1つずつ特徴を見ていきましょう。
各モデルのスペック
取り回しの良さや軽量、携帯性のよさから一気に人気となったショートモデル。
中でもオールラウンドとも言えるのが、このS511ML-S/Rです。遊漁船でショートモデルを使ってみたい、カヤックやインフレータブルボートなど、水面に近い釣座(座った状態)で取り回しよく使いたい、体が小さいので疲労の少ないロッドが欲しいなど、ショートロッドの中でも、いろんなシーンでオススメです。
全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | エギサイズ(号) | エギウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
5’11” | 1.8 | 並継 | 2 | 94.2 | 80 | 0.9 | – | MAX60 | 0.4~1 | カーボンモノコック | 292 | DOWNLOCK | 95.2 | 41,500円 |
近年、細分化されたティップエギングで、より掛け調子を好むアングラーからの要望が多く、シマノ的掛け調子ロッドとして登場しました。
本来、ティップエギングはシャクリのストレスを考えるとレギュラーテーパーが基本となりますが、ベタ凪のときや、高活性時には掛け調子でどんどんイカを掛けて行きたいという要望も多くあったそう。ショート&先調子はマニュアル感溢れる操作性が感じられるそうです。「掛け」の楽しさを存分に味わえそうです。
全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | エギサイズ(号) | エギウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
5’11” | 1.8 | 並継 | 2 | 94.2 | 82 | 0.9 | – | MAX80 | 0.4~1 | カーボンモノコック | 292 | DOWNLOCK | 97.5 | 41,500円 |
現在のスタンダードな長さ、6.8フィートのオールラウンドモデル。
穂先の繊細さとバットパワーをバランスよく兼ね備えた、ティップエギングにおけるオールラウンドな1本。全シーズンを通して最も出番が多く、どこに行くにも、どんなときにも安心して使えるため、「まずはこのロッドで」と言いたくなる、そんな調子に仕上がっているそう。
全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | エギサイズ(号) | エギウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
6’8″ | 2.03 | 並継 | 2 | 105.7 | 87 | 0.9 | – | MAX60 | 0.4~1 | カーボンモノコック | 317 | DOWNLOCK | 95.7 | 42,000円 |
S511M-S/Fとは兄弟モデルにあたり、スタンダードな長さの掛け調子モデル。
要望の多かった掛け調子モデルでも、長さの好みに分かれることが判明し、より癖の少ないスタンダードな長さ(6.8フィート)に仕上げることによって、初めて掛け調子を手に取る人でも安心して使えるようにしたそうです。
主に遊漁船で使ってみたい。掛け調子であってもうまくウネリや波をかわしたい。そんな人に向いてそうなロッドですね。
全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | エギサイズ(号) | エギウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
6’8″ | 2.03 | 並継 | 2 | 105.7 | 91 | 0.9 | – | MAX80 | 0.4~1 | カーボンモノコック | 317 | DOWNLOCK | 98.1 | 42,000円 |
スタンダード中のスタンダードなロッド。ベタ凪の時や、活性が高い時に使いたいモデルですね。このモデルも全てのシーズンで活躍できそう。S68ML-S/Rよりもパワーがある分、深場を攻略するのに向いています。
全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | エギサイズ(号) | エギウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
6’8″ | 2.03 | 並継 | 2 | 105.7 | 90 | 0.9 | – | MAX80 | 0.4~1 | カーボンモノコック | 317 | DOWNLOCK | 98.1 | 42,000円 |
古参アングラーの方なら、かつて、ティップエギングといえば、7フィート台がスタンダードな長さだったことを知っているのではないでしょうか。今でもその長さが恋しくなる方も多いハズ。S72ML-S/Rは、そんなアングラーの要望に応えるため、シマノのブランクス技術をふんだんに使って、長さを感じさせないロッドを作りあげたそうです。風や波が強い状況こそロングロッドの出番。タフな状況でも集中力を切らさず繊細なアタリを捉えそうですね!
全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | エギサイズ(号) | エギウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
7’2″ | 2.18 | 並継 | 2 | 113.2 | 92 | 0.9 | – | MAX60 | 0.4~1 | カーボンモノコック | 317 | DOWNLOCK | 98.1 | 42,500円 |
ティップランアングラー待望のキャスティング特化モデルです。
攻略が難しい無風時のキャスト、春先の大型狙いの浅場のキャスティングなど、3.5号以上の大型エギから30gを超えるエギのキャストまで思いきり振り抜くことができるそうです。繊細な穂先は、わずかにテンションを張った状態でもエギに余計な動きを与えずアタリを捉えることが可能とのこと。
全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | エギサイズ(号) | エギウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
7’4″ | 2.24 | 並継 | 2 | 115.5 | 90 | 0.9 | 1.8~3.8 | MAX60 | 0.4~1 | カーボンモノコック | 337 | UPLOCK | 98 | 42,500円 |
上位機種に迫る仕様が盛りだくさん
「セフィア XR ティップエギング」はNewモデルということもあって、これまでハイエンドクラスに採用されていた仕様がたくさん使われています。
中でも代表的なのはシマノ最高峰のブランクス構造スパイラルXコアを採用しているので、一般的な構造との比較し、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(シマノ比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(シマノ比)しています。
ティップにはタフテック∞を採用。
一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍(シマノ比)となっているため、高強度なんです。
グリップ部分にはカーボンモノコックグリップを採用。
中空構造となっているため軽量で、さらに感度が圧倒的に上がります。このグリップを採用しているロッドを使っている人なら分かりますが、ロッドに触れている部分全てで、アタリ、底の形状を感じることができますよ。
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