キハダ、ヒラマサ、カンパチ…。大物釣り用ロッドに求められる「安心感」を持つのはコレ

大型魚を狙うとなると、強烈な引きに対応するため、シンプルにその重さを持ち上げなければならないため、竿も必然的にゴツく重くなりがち。

竿を持つだけでも体力的に、キツい…。

というのが、ひと昔前の大物釣りのイメージだったのですが、今では竿作りの技術も進化。大型魚を狙う竿であっても、強いのに随分と軽い竿が出てきました。ゆえに、スタンディングファイトができる大物竿も多くなってきています。

ヘッドクォータースタンディングバウト

そんな現代版の大物竿といえるひとつが、アルファタックルヘッドクォーター スタンディングバウト

出典:アルファタックル公式

こちらの竿、全7機種あり、機種ごとにパワーなどはもちろん異なりますが、大型カンパチやヒラマサ、キハダ、さらにはクエやイシナギ、カンナギといった魚を対象とします。

そして冒頭の通り、この手のロッドとしては軽く作られていて、スタンディングファイトができる竿。

以下はアルファタックルYouTubeチャンネル、八丈島での泳がせ釣りの様子(2018年)。

出典:YouTube「alphatackle アルファタックル」

MPGブランクス

先に述べたように、大物竿でありながら手持ちスタンディングファイトを可能にするのは、竿の素材に「MPG(マグナムパワーグラス)」が採用されているから(MPGについての解説はこちら)。

そして、大型魚の強烈な引きに耐える耐久性。加えて、魚が泳ぎを止めた時に曲がった竿が復元する力がメチャ高い。魚が逃げようと泳げば竿が曲がって付いていく、魚が疲れて泳ぐのをやめれば復元力で寄せられる、とても賢い竿。

何がイイのかというと、力自慢の筋骨隆々な人でなくても、大型魚を寄せてこられる。それは女性であっても。

出典:YouTube「alphatackle アルファタックル」

そのあたりの特長、本音トークが上記動画。ぜひチェックしていただければ。

全7機種であらゆる大物釣りに

機種展開は全7機種。カツオ・ブリなど比較的入門しやすい青物から、イシナギやカンナギといった大型魚を対象とした機種、さらにはシリーズ最強ともいえる国内外のモンスターフィッシュをも想定した機種など、自身に合うロッド選べる。

品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
標準自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
オモリ負荷
(号)
適合ハリス
(号)
ドラグMAX
(kg)
ブランクス メーカー希望
小売価格
(円)
STANDING BOUT 1652 1.65 1 165 480 3.3 17.3 100-250 20-50 15 GCULDP 80,000
STANDING BOUT 184SW 1.8 1 180 560 2.7 15.1 100-400 20-70 25 ULDP 95,000
STANDING BOUT 182S 1.8 1 180 545 2.3 15.3 100-250 20-50 15 ULDP 72,000
STANDING BOUT 183S 1.8 1 180 570 2.5 15.3 100-300 30-60 20 ULDP 82,000
STANDING BOUT 172 1.7 1 170 481 2.4 15.2 100-250 20-50 15 GCULDP 70,000
STANDING BOUT 173 1.7 1 170 503 2.5 15.2 100-300 30-60 20 GCULDP 80,000
STANDING BOUT 1655 1.65 1 165 795 3.8 21.4 100-400 40-80 30 GCULDP 120,000
1652

後述する172をベースに、さらなる取り回し性能を求めたのが1652。誘い、ファイトに至るまで手持ちで行える軽快さと、MPG(GCULDP)らしい芯の強さを持つ完全1ピースモデル。

対象魚:ブリ、カツオ、ヒラマサ、カンパチ、キハダ
※スタンディングファイト専用機、ウィンチファイトは不可

184SW

後述する182Sおよび183Sが持つ、食い込みのよいしなやかな穂先を持ちつつ、さらにパワーをワンランク持たせた仕様。遠征で島回りの大型青物やハタ類などを狙う際に、ウィンチファイトスタイルでも安定感抜群の完全1ピースモデル。

182S/183S

182Sと183Sは、コンセプトとしては同様。「18」が全長を表していて、2及び3がパワーランクを表す。つまり182より183の方がワンランク重いオモリや太いハリスに適合する。

MPG100%超厚巻ブランクの完全ワンピース泳がせ専用ロッドで、その特徴はなんでもこなせるオールラウンダーである点。ベーシックな7:3アクションはスタンディングファイト、ウインチファイト、どちらも対応可能。

対象魚:カンパチ、ヒラマサ、マグロ、クエ、イシナギ、カンナギ

172/173

大型青物&底物にスタンディングファイトで挑むスポーツフィッシングモデル。
喰い込みに優れたしなやかなトップセクションと、ファイト時はスムーズにバットへ乗り、アングラーの負担を軽減する絶妙のスタンディングファイト専用アクションを設定。

172はキハダを筆頭とした中層スプリンターに最適のMAXドラグ15kg。

173は大型カンパチ、ヒラマサ、底物を根際から引き剥がす真っ向勝負で、ここ一番の粘りとバットトルクを有する。

※スタンディングファイト専用機、ウィンチファイトは不可

1655

1655。1.65mの5番ということで規格外のパワーと安定感を持つ機種。シリーズ最強のMAXドラグ30kg。千載一遇のトロフィー魚にスタンディングファイトで挑む、スーパーアングラー向けの究極スタンディングロッド。国内の大型青物&底物はもちろん、海外フィールドのモンスターフィッシュにも対応する最強のスタンディングファイト専用ロッド。

※スタンディングファイト専用機、ウィンチファイトは不可

上級者はもちろんエントリーにも寄り添う竿

ハイクオリティなヘッドクォータースタンディングバウト。上級者はもちろん満足できるのは間違いないですが、実は「いよいよステップアップして大型魚を狙ってみたい!」という方にもピッタリな竿じゃないかと。

アタリを弾かない。先だけ曲がるのでなく、全体で引きを受け止めるから、支える場所が釣り人と近くなる設計でファイトも耐えやすい。そして、MPGの頼りになって曲げて楽しい釣り味。

正直この手の竿って高い。ヘッドクォータースタンディングバウトも、もちろんそれなりの値段はしますが、クオリティからするとお得なのでは?

そんなところも、実は大物釣りエントリーにもピッタリなんじゃないかと。

アルファタックル公式ヘッドクォータースタンディングバウト詳細はこちら

アルファタックル(alpha tackle) プロフィール

株式会社エイテックの自社ブランドがアルファタックル。同じくエイテック社のルアーブランドにはtailwalkがある。アルファタックルは海のエサ釣りを主体にしたロッドや小物用品類を数多くそろえ「MPG」シリーズ、「アルファソニック」シリーズ、「海人」シリーズなどは船釣りファンなら誰もが知るところ。幅広くリーズナブルで高品質な製品ラインナップが魅力。

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!