各地で盛り上がりを見せる「船テンヤタチウオ」! マニアの方は、もう何度も釣行に行っていると思います。
釣行を重ねるたび、食いが渋い時間帯に、カラーローテを迷ってしまうアングラーが多いのではないでしょうか。ちなみに記者もその1人。アタリがない時間帯はローテーションを迷うものの、結局同じカラーをそのまま使ってしまいがちです。
今回は、メジャークラフトの船テンヤタチウオ師範代(記者が勝手にそう思っている)である、川上 哲さんと共に、大阪湾の船テンヤタチウオの取材に行った際に使用されていた、「太刀魚道場 舟てんや ゲキサス」のカラーローテについて聞いてみました!
考え方は非常にシンプル
「太刀魚道場 舟てんや ゲキサス」は、2022年に新色が追加され、全8色もラインナップがあります。

既存カラー6色

今年追加された「#11 ゼブラゴールド」と「#12 ゴールドピンク」
これだけのラインナップがありますが、川上さんは「使い分けの方法は非常にシンプルです」と言い、各色のテンヤを横に並べ始めました。

オレンジ(夜光橙)はゲキサスでは現在展開ナシ
並び終えると、「左から右にかけて、アピールが強くなります。1番強いのがスーパーグロー、弱いのがマットブラック。使い分けの方法は、スーパーグローから誘ってみて、その時の海の状況や、タチウオの活性を見て、アピールを弱くしていくだけです。ゲキサスは、タチウオの小さなバイトでも、その名の通りゲキサスしてくれるので、バイトする色探しが重要なんです! カラーがハマればオートマチックにタチウオを掛けてくれるので。」と使い分けの方法を伝授してくれました。
確かに考えてみれば至極単純なコトで、タチウオに限らずカラーローテは反応に合わせて変えていくもの。フィールドの固定概念に囚われず、自分の感覚で使うことが大事なんだと再認識。
ちなみに当日の川上さんの当たりカラーは新色のゼブラゴールド。大阪湾定番のゼブラパープルや、スーパーグローではないので驚きです。
カラーの特徴について
カラーローテーションについて知れたところで、改めてカラーの特徴について。
大きく分けると、「ハイアピール系」と「ナチュラルアピール系」の2種類に分類されるようです。
大阪湾では定番の「スーパーグロー」、「パープルゼブラ」を筆頭に、「ゼブライエロー」や「ゼブラゴールド」がハイアピールに属します。
川上さんは、まず朝イチにこのハイアピール系を投入し、朝まずめの高活性なタチウオを攻略していくそうです。
気になるのは今回追加された「ゴールドゼブラ」。ゴールド系でフラッシングも期待できるので、リアクションでバイトを誘うことも可能です。アピール力は「スーパーグロー」に次いで2位!
活性が高いときに、見つけて食わせる力が高いカラーです。同じゼブラでもアタリに差で出ることも多いので、2~3種持っておくことが重要です。
「マットブラック」や、「ケイムラ イワシ」、「ケイムラ ピンクイワシ」、「ゴールドピンク」はナチュラルアピールに属します。マットブラックを除く3色はケイムラ仕様。
川上さん曰く、日が昇ってくると、タチウオは活性が下がり、水深の深いボトムに溜まることが多いそう。そんなときに、アピールしすぎない発光のケイムラが活躍するとのことでした。
今回登場した「ゴールドピンク」も、「ゼブラゴールド」同様フラッシング要素があります。
また、マットブラックの出しドコロは、「食いがとことん渋くて、テンヤの存在を消したい時」だそうで、テンヤのシルエットを消して、エサだけで誘っているイメージで使うと、今まで口を使わなかったタチウオも、食ってくることがあるそうです。
ケイムラでも嫌がるタチウオにはエサだけ見せて、なるべく警戒心を与えない。まさに、食わせの最終兵器ですね。
今回は、川上 哲さんによるカラーローテ術について紹介しました!
「太刀魚道場 舟てんや ゲキサス」は、その名の通り、タチウオがバイトしてきたら瞬時に激刺さりするので、カラーチェンジによる効果をより実感することができます。次の釣行時に数種類持ちこんで、ローテーションの極意を極めてみてはいかがでしょうか!
メジャークラフト公式「太刀魚道場 舟てんや ゲキサス」詳細ページはこちら