夜釣りを楽しむ釣り人必見!!【光の色の違いとその特性】知っていれば魚に警戒心を与えず、作業や移動は安全快適

秋の夜長には夜釣りを楽しむ人も多いと思います。各地の波止ではアジやメバル、アオリイカ、さらにはタチウオの釣果も聞かれていますね。

この夜釣りで必携なのがライト。堤防などでは常夜灯の真下で釣りをしない限り、手元や周囲を照らすライトが必要になります。

夜釣りを楽しむ方は、すでにライトをお持ちになっていると思いますが、その光の色、気にしたことありますか?

最近では、LEDの白色が多いイメージですかね。

そんなライトですが、中には赤色や電球色に光るタイプもあります。

いったい光の色が違えば、どう変わるのでしょうか?

今回、電気ウキやライト等の夜釣りアイテムも多数発売している冨士灯器のスタッフに話を伺う機会があったので、2つの商品を例に教えてもらいました。

 

まずひとつ目が、冨士灯器のゼクサスブランドの「ZX-195(ハイブリッドモデル)」。白色と赤色の光を発することができるライトです。

ZX-195(ハイブリッドモデル)

このライト、正面から見ていただければお分かりのように、光を照射する部分が2つ付いています。

向かって左が赤色ライト、右が白色です。

水辺で使う時は魚から見えにくい赤がオススメ

このライト、赤と白の2つの色で照射できるんですが、その使い分けを聞いてみると、簡単に言えば「水辺で使うか否か」だそうです。

もう少し突っ込んでみると、可視光線の範囲の具合で人に見える色、魚に見える色の範囲が多少異なるからだそう。魚は人に比べて、赤よりも青が認識できる範囲が広いようで、人には見える赤でも、魚には見えにくいとか。逆に人が紫外線などは見えないのと同じ原理です。

なので、水辺で水面を照らしたりする可能性がある時は、魚に認識されにくい赤色の光を使うのが効果的だそうです。

だから取り込み時や、仕かけの位置を把握する時に水面を照らしても安心。魚に警戒心を与えません。

そして、釣り場を移動する時にはハッキリと周囲を照らしてくれる白色。足下や周囲の障害物なども、これならバッチリ見えます。

カラーの切り替えもスイッチで楽々。

1度押せば、メインの白色、もう1度押せばサブの赤色、そして、もう1回押せば消灯します。

明るさは約400ルーメンで、視認距離は約120mです。

冨士灯器公式「ZX-195(ハイブリッドモデル)」詳細ページはこちら

 

もうひとつ例に取って挙げてくれたのが、「ZX-R380」。

こちらは、明るさ約1000ルーメンのハイパワーモデルです。

ZX-R380

このZX-R380は、白色と電球色の2色を使い分けることが可能です。

その白色と電球色の使い分けは、水面など反射しやすいモノに対しての照射かどうか。

白色は明るい反面、水があると反射してしまう部分が多いため、どうしても見辛くなります。

「雨の日や霧の日に車のライトを点灯するのを想像していただければ、イメージが付きやすいのでは?」と教えてもらいました。確かに霧が濃い日には、車だと通常のライトを照らせば真っ白になって見にくいですが、フォグランプを照らすと反射の部分が少なく見やすくなりますよね。

下の写真は白色と電球色を同じアイテムの同じ部分に照射したイメージです。

白色

電球色

白色は明るいですが、文字が見え辛くなっています。そして、電球色はほとんどの部分がハッキリと見えますね。仕かけ作りなどの手元の作業にも、電球色は使いやすそうです。

そして、どちらの光ともに明るさを調整できるので、必要以上に光を照らさないようにできます。

また電源はリチウムイオン電池なので、充電すれば繰り返し使用できるのもイイですね。

冨士灯器公式「ZX-R380」詳細ページはこちら

 

照射カラーが変更できるライトは、光の色の特性を知って使い分けると、釣果にも繋がってきそうですね。

この秋の夜釣りは、光の色を使い分けて、魚に警戒心を与えず、自身は快適で安全に釣りを楽しんでみてください。

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