イカメタルで狙うことができる「ケンサキイカ」は、甘味が強く、柔らかく美味しいとあって、年々人気です。
イカメタルは私にとって、釣れる日も難しい日も、いつだって楽しい夜のピクニック!
新鮮なイカの美しさに触れ、釣りを楽しんだ後は、美味しいイカ料理に舌鼓み。
アングラーなら、この釣りの楽しさに魅了されちゃいますよね。私も”夜遊び”が過ぎるほどやめられません(笑)。
今回は、そんな楽しいイカメタルゲームで釣れたイカの中でも、誰もが捨ててしまっているかもしれない部位のお料理をご紹介します。
みんなが捨てているかもしれない「ろうと」
墨を出したりイカが水噴射で前進する、見た目がお口のような部分。
「イカのクチ」とは本来、クチバシの部分を指しますが、ろうとの部分の見た目が口に見えるので、筆者は個人的に「クチ」をいう表現をしています。ご了承ください。
昔はイカを捌く時に捨てていた部分ですが、この部分も可食部があります。
イカのオクチであんかけ焼きそば
今回は、そんな私の大好きなイカの「クチ(ろうと)料理」を使って、あんかけ焼きそばを作ってみました。
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イカの下処理
フォーセップ(イカスミ取りハサミ)がない場合。
イカは、「使いたい!」と思った時に流水解凍ですぐに使えちゃうから、料理人のお助けマン!
こうしてジップロックに板状で冷凍しておくと、使いたい分だけを手でパリッと割って解凍できるのも、部位別冷凍の良いところです。
材料(1人前)
●サラダ油かオリーブオイル
(野菜炒め用)大さじ1
●酒 大さじ1
●イカのロウト 80g
(約10パイぐらい)
●タケノコ水煮 30g
●にんじん 30g
●たまねぎ 30g
●ちんげん菜 30g
●キクラゲ 2枚程度
●キクラゲのもどし汁 300cc
●オイスターソース 少々
●シャンタン 7~10g(お好みで)
●水とき片栗粉 お好みの分量で
●サラダ油(焼きそば炒め用)大さじ2
●焼きそば麺 2袋
●酒 大さじ1
作り方
焼きそば麺1袋を皿に移し、酒大さじ1をふりかけラップをして600wのレンジで1分30秒加熱します。
・ポイント
焼きそば麺袋に1センチの切込みを入れ、そのまま加熱してもよいです。
「①」の麺を大さじ2の油で炒めます。
・ポイント
高温の状態で麺を投入、手早く麺を混ぜたら、さっと箸でほぐしそのままさわらないようにします。
強火~中火で加減しながら約2~3分ぐらい、裏面の焼き色具合を確認してから裏返します。
弱火にして1分30秒ぐらい、全体に火が通るまで焼き、器に移します。
フライパンに大さじ1の油で全ての具材とイカを入れ炒めます。(酒大さじ1をふりかける)
火が軽く通ったら、キクラゲのもどし汁とシャンタンを加え、オイスターソースで好みの味に整えます。
味が決まったら、弱火にして水溶き片栗粉を回し入れ、あんを仕上げます。
・ポイント
もやしなどのすぐに火が通る具材を使う場合は、ここで投入します。
硬めに焼き炒めた麺の上に手早く「⑧」のあんをかけて完成、お好みであしらいを乗せます。
今回は、大葉2枚を千切りにし、辛子明太子と小ネギをあしらいました。
いかがでしたでしょうか。
見落として捨ててしまわれがちな部位ですが、実は炒め物によく合う優れもの!
イカの大きさによって、ろうとの大きさも比例して変わるので、食感も変わってくるところがオモシロイです!
大きい剣先イカになると、ろうとの軟骨が硬めになるため、お好みでキッチンバサミを使って調整してみてください。