魚によってかわる「美味しいタイミング」

味や引きだけでなく、”1番美味しいタイミング”にも、魚にはそれぞれ個性があります。

大型で身が硬い魚は寝かした方がいい

もちろん、歯応えを重視したい方、身が柔らかい方がいい方など、好みにもよりますが、一般的に大型の魚は、寝かした方がよいとされているものが多く、根魚だとクエ、青物だとマグロやカンパチなどは寝かした方が美味しいとされています。

筆者は以前、釣れた直後のキハダを食べたことがありましたが、酸味がキツく、3日以降からその酸味がなくなり、ネットリとした身になりとても美味しかったです。

高級魚「メイチダイ」

しかし、魚によってはその日に食べた方がいいと言われる魚も多いです。

皆さんは、「メイチダイ」と言う魚をご存知でしょうか？

比較的暖かい海域の浅場の岩礁帯に生息している、フエフキダイ科ヨコシマクロダイ亜科メイチダイ属の魚です。

メイチダイは食味がよく、あまり市場に出回らないですが、市場価値がとても高い魚です。

煮付けや、塩焼きなど、どのような料理にしても美味しいです。

刺し身にするならその日が美味しい！

そんなメイチダイは、刺し身にするなら、釣れたその日が最も美味しいと言われています。

出来る限り新鮮なものがよいそうで、釣り船によっては、納竿頃まで生かしておいてくれるところもあるとか。

メイチダイは、釣れたその日は食感がよく、旨味もありますが、寝かせると食感、食味ともに落ちてしまうと言われています。

もちろん、塩焼きや煮付けにするなら問題はありませんよ！

気になる方は、ぜひ食べ比べてみてください。

 

また、メイチダイは、目に臭みがあると言われています。

下処理の際は、目はつぶさないようにしてください。