高級魚「シブダイ」
”美味しい魚”に目がない筆者。
そんな筆者が、今1番食べたいのが「シブダイ」と呼ばれる魚。標準和名を「フエダイ」と言い、超が付くほどの高級魚。
専門で狙える高知・室戸沖
なかなか専門に狙うのが難しい魚なのだが、そんなフエダイを狙って釣れるのが、徳島の村雲釣具店が斡旋してくれる、高知・室戸沖の半夜のウキ流し釣り。

ウキ流し釣りで使用する150号負荷の大型ウキ
室戸ご当地の釣り「ウキ流し」で狙う
当日、徳島市内の村雲釣具店に立ち寄り、タックルの確認、そして仕かけを購入。そこからさらに3時間ほどで、室津港へと到着した。
村雲釣具店が斡旋してくれた船宿に挨拶を済ませて、準備をしたら出船。30分ほどで、ポイントへと到着した。
水深は、38m。船長がアンカーを入れると、仕かけを投入。
仕かけを全て入れてから、ウキを流していき、10~50m前後で、クラッチを入れてステイする。すると竿先にコツンとアタリ。上がってきたのは、40m前後のイサギだ。
「シブダイの引きはそんなもんじゃない。ウキがズボっと入るよ!」と船長が教えてくれる。しばらくはイサギのアタリが続き、お土産も確保。
強烈なアタリで本命が登場
そろそろ本命が欲しいなと思っていると、ケミホタルを付けたウキが海中へ消し込まれた。
シブダイの引きは強烈と聞いたことがあるが、事前情報通りの引き。丁寧にやり取りしながら上がってきたのは、美しいオレンジ色の魚体をした、50cm級のシブダイだった。
この後、さらにひと回り大きなシブダイを釣り上げて、取材は無事完了。
上質な脂が乗っているシブダイは絶品
後日、シブダイを釣り上げた方に話を聞くと、上品ながら深みのある味で脂の乗りも抜群で、絶品だったようだ。
室戸沖は関西から距離はあるが、”行く価値がある”ことは間違いない。シーズンは11月末頃まで。行くなら、今しかない。
■取材協力:村雲釣具店
TEL:090-3183-3848