近年のライトジギングシーンではフルソリッドのロッドを選ぶアングラーが増えています。
破断強度が高い安心感、また、曲げる気持ちよさがあるという点で選択している方が多いのでは。
そんな中、シマノから発表されたライトジギングロッドの最高峰「オシアジガー リミテッド LJ」は“チューブラー”。
出典:シマノなぜチューブラーを選択したのか。至高のロッドを作り上げるため、チューブラーを選択した理由がありました。
軽快で意のままにジグを操れる“次世代ブランクス”を追求
水中の情報をリニアに感じ取りつつ、ジグを自在に操ってバイトを導く。
そんなロッドを実現するために、シマノはあえてチューブラーにこだわり、「ライトジギングロッド=柔軟、低反発」という固定観念から脱却したそう。
高反発・高感度・高レスポンスであることと同時に、シルキーで滑らかな曲がりも追求した結果、チューブラーの進化に辿り着き、次世代のブランクスが完成したようです。
高弾性・高強度「M40X」と高強度「T1100G」を使用
ブランクスには高弾性・高強度「M40X」と高強度「T1100G」を適材適所に採用。
そのままでは高反発なブランクスになってしまう所を、細径化することでシルキーな曲がりで最適化。それに伴うネジリ剛性の低下は、シマノ独自の基本構造スパイラルXコアで解消したそうです。
完成したブランクスは、口径が細くなり、それによって軽量でしなやか。その重さはなんと94g~と100gアンダー。
全身がキレイに曲がるのに、チューブラーの特性を活かしたことで、シャキッとした使用感で、ジグの操作性にも優れているとのこと。
ロッドアクションについて、ジギング名手の山本 啓人氏はこう語っています。
ロッドアクションとしてはスロー系ジギングロッドと比較するとファストテーパー寄りの設計なので、細かいアクションやミドルからハイスピードのジャークが得意。それでいて全身がスムーズに曲がるのでリーリングジャークやジグアクションを抑え気味のジャークも難なくこなせる。とても幅広いジャークに適合します。青物から根魚、タチウオ、サクラマスなど様々なターゲットを攻略できると思います。
出典:シマノ
ジギングロッド初搭載のカーボンモノコックグリップにも注目
カーボンモノコックグリップ搭載のロッドを使用した人なら、中空・軽量・薄肉の構造体がもたらす高感度さを体験したことがあるハズ。
手元だけではなく、ロッドが体に当たっている箇所全てで水中の情報が感じることができます。
グリップ形状もジギングのパフォーマンスを上げるため、サイドフラットデザイン。脇挟みしやすくなっています。
6フィート3インチで3モデルの展開
「オシアジガー リミテッド LJ」は、ライトジギングの王道6フィート3インチで統一されています。
フィールドの水深に合わせてパワーを選べるようになっています。
ジグウェイト130gクラスまで、水深70m+αまでを想定。
ジグウェイト160gクラスまで、水深80m+αまでを想定。
ジグウェイト180gクラスまで、水深100m+αまでを想定。
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ジグウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | 最大ドラグ(kg) | 最大ドラグ角度(°) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
B63-1 | 6’3″ | 1.91 | 2 | 145.7 | 94 | 1.6 | 40~130 | MAX1.5 | 3 | 45 | カーボンモノコック | 440 | DOWNLOCK | 94.8 | 72,000円 |
B63-2 | 6’3″ | 1.91 | 2 | 145.7 | 98 | 1.7 | 50~160 | MAX2 | 4 | 45 | カーボンモノコック | 440 | DOWNLOCK | 94.6 | 73,000円 |
B63-3 | 6’3″ | 1.91 | 2 | 145.7 | 103 | 1.8 | 60~180 | MAX2 | 4 | 45 | カーボンモノコック | 440 | DOWNLOCK | 95.1 | 74,000円 |
しなやかで軽快な、“次世代のブランクス”をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。
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