デカいタチウオは食べるエサもデカい!? 大阪湾と東京湾の釣り方の違いと応用

寄稿:櫻井亮太

櫻井 亮太(さくらい りょうた) プロフィール

櫻井亮太 RYOTA SAKURAI YAMASHITA&Maria スタッフ。関西及び関東の船釣り、ショア青物などの釣りに精通。タチウオテンヤの釣りに魅せられ、猛追太刀魚テンヤの開発にも携わる、マルチアングラー。大阪湾タチウオKINGバトル2016、2017、2019ファイナリスト

こんにちは、ヤマシタフィールドスタッフの櫻井です。

現在、横浜在住の私はほぼ毎週、東京湾へタチウオ釣りに繰り出しています。

エサとサイズの釣り分け

今回は、「エサとサイズの釣り分け」というテーマについて、お話しようと思います。大阪湾でテンヤタチウオを楽しんでいる方に、役立つ情報になれば幸いです!

大阪湾のベーシックなエサと言えば、マイワシ、そして東京湾も同じくマイワシが基本となります。

大阪湾と東京湾の違い

両エリアの違いは、マイワシのサイズにあります。

大阪湾は15cm程度の小・中羽イワシに対して、東京湾は20cm程度の中・大羽イワシを使います。

昨今、東京湾のドラゴンフィーバーが話題になっていますが、秘密はこのエサのサイズの差にもあるのかな、と感じています。

数年前、大阪湾で140cmサイズのタチウオが釣り上げられた際、胃袋の中から出てきたのは、30cmオーバーの大きなサバ!

ドラゴンは食べるエサもビッグサイズ! と気付いた瞬間でした。

東京湾はドラゴンがたくさんいるから釣れる。確かに資源量もあります。ただ、幅指2本クラスのタチウオもたくさんいるのですが、普通にテンヤタチウオをしていても釣れにくく、大きなイワシに対して捕食性が見られにくいのです。

つまり、大きいタチウオは、その体躯を維持するために、大きいエサを狙うのです。

誘い方やタナも重要ですが、目先をかえて、いつもより大きなマイワシを買って試すのも、サイズアップに貢献すると思います。

ただし、大きなエサを付けると、それだけ潮の抵抗も受けやすいため、オマツリしやすい状況では、使用を控えることも必要です。状況を見ながら使用するようにしたいですね。

大羽イワシの付け方講座

①頭を落とす(テンヤのヘッド形状と、針後端からの尻尾のはみ出方に注意)
②お腹に切り込みを入れて、内臓を取り出す
③テンヤへセットする
④ステン線を巻く(エサが大きいので、1㍍程度の長めがオススメ)

イワシがテンヤのヘッドからはみ出ないように、首周りはしっかりステン線を巻いてください(潮の抵抗をなくすため)。

大型のイワシは水分も多く含んでいるので、アミノリキッドなどのフォーミュラで締めることで、エサ持ちもUPします!

イワシのサイズを変更することで、タチウオもサイズアップ! ぜひ、大阪湾でチャレンジしてみてください♪

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!