流しかえ1投目はアピールカラーがオススメ! しかもアタってくるタチウオは良型以上の可能性も

寄稿:高槻慧

高槻 慧(たかつき さとし) プロフィール

小学生でバスフィッシングを始め、今では沖釣りにハマり、タチウオ、マルイカ、カワハギなど、東京湾を中心としたテクニカル系の釣り物を得意とするダイワフィールドスタッフ。「釣りは魚を釣ることじゃない、魚釣りを楽しむことだ」をモットーに釣りの楽しさを伝える若き名手。東京湾でのテンヤタチウオ釣りをけん引する名手の一人で、「ノンストップ・バイブレーション釣法」の開発者。2020大阪湾タチウオKINGバトルのセミファイナリスト・同2021のファイナリスト

冬の東京湾のタチウオは、幅指3~4本がアベレージサイズで、時おり120cmオーバーが1尾まじるかどうか、という状況です。

絶対数もそこまで多くはなく、流しかえの度に出合える魚をしっかりと釣っていかないと、数が伸びない状況です。

流しかえ1投目はアピール系、反応なければナチュラルに

そこで今回は、そんなシビアな状況でこそ効果を発揮する、投入毎のカラーローテーションについて紹介します。

直近の11~12月にかけて、3回ほど東京湾で竿を出してみて、再現性の高かったことが2つあります。

①流しかえ1投目は、アピールカラーで一気に寄せて釣ること。
②(①がダメなら)2投目以降は、ナチュラルカラーで警戒心の高い個体を釣ること。

アピールカラーとは、夜光や蛍光が入っている派手なカラーを指します。

ナチュラルカラーとは、ホログラムやメタリック塗装で、ベイトに近いカラーのこと。

投入の度に付けかえるだけの簡単なことですが、このカラーローテーションが、とても高い再現性でアタリを作ってくれるのです。

1投目のアピール系にアタってくる個体は、サイズにも期待できる

特に、1投目のアピールカラーにアタってくる個体は、アタリのタイミングも速いし、サイズが大きいんです!

アピールから始めてナチュラルに下げていくのは、ルアーマンやジギングアングラーの方からすると、お馴染みのメソッドだと思うのですが、テンヤタチウオでも同じように効くというのは、やはりタチウオがフィッシュイーターだからなのでしょう。

また、このことは東京湾に限らず、大阪湾でも同じことが言えます。

特に、80cm以上のレギュレーションがある大阪湾タチウオKINGバトルなど、サイズ狙いも考えないといけない場合では、1投毎のカラーローテーションも重要な要素になると考えます。

たくさんのカラーを持っていく必要はありません。とりあえず、アピールカラーとナチュラルカラーの2つだけは、必ず持っておくことをオススメします。

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