【関西のワカサギ生情報】2人で600尾超の釣果! 布目ダムの状況をレポート

寄稿:川口忠彦

川口 忠彦(かわぐち ただひこ) プロフィール

ワカサギ釣り歴約10年。ホームグラウンドは津風呂湖。ワカサギ釣り以外にも、テンヤタチウオ、タコエギ、タイラバなどの旬の船釣りが好きで、淡水ではタナゴ釣りやバスフィッシングもこなす、マルチアングラー

奈良県・布目ダム湖

まず、私のホームである津風呂湖の状況ですが、例年より高めの水温で、ワカサギの群れがなかなか捉えにくく、釣果に結びつきにくかった状況ですが、12月の寒波到来で水温が8度台まで下がり始め、群れが纏まりつつあります。

桟橋の釣りでは、日によってムラがあるようですが、ボート釣りでは安定した釣果が出ています。エリアとしては、香束筋、山口つり橋付近や入野筋、入道橋付近など、津風呂湖観光から少し距離はありますが、その分水深も浅く、エリアも絞られるので、広い下流域より釣りやすいと思います。

基本、回遊待ちの釣りで、50~80尾の釣果が多く、時には3ケタ釣果の報告もありました。ワカサギのサイズは10cmを超える個体が多く、早くも抱卵したワカサギが釣れています。

釣ってよし! 食べてよし! のメガワカサギにワクワクしますね~!

今回は布目ダムのレポート

さて、今回のレポートは津風呂湖ではなく、布目ダムになります。

私はボートでワカサギを探して釣るスタイルが好みで、実は津風呂湖だけでなく、奈良県内では布目ダムへもボートワカサギを楽しみに出掛けます。

残念ながら、レンタルボートの施設はなく、マイボートの持ち込みのみとなるのですが、年々ボートで楽しむワカサギアングラーが増えています。

布目ダムも、寒波到来後の水温低下で、例年通りのエリアにワカサギが集結し始め、釣行した12月末は水温9度前後で、好釣果に恵まれました。

釣果は、2人で600尾超えと、とても楽しい1日となりました。

ポイントは、比較的水深が浅めで、フラットに近い、なだらかな傾斜が広がる「別荘下」と呼ばれる、定番エリアの1つです。

この日は、中層6~7mに群れの回遊が多く見られ、食いよし! 活性高し! で、多点掛けを狙うと3点、4点と、ズラズラとワカサギが釣れてきました。

同行者の岡氏が多点掛け

ワカサギのサイズは、9cm前後の個体が多く、針は1号から1.5号をオススメします。

また、回遊待ちとなるタイミングでは、ベタ底のワカサギを狙います。

この時、フカセ釣りが有効で、仕かけのトップに1gほどのガン玉を打ち、下のオモリを底に置いて、ラインを張ったり緩めたりで誘います。

特に、ベタ底のワカサギは、大型が多いので、引きや重量感を味わってほしいですね!

ここ布目ダムは、陸っぱりワカサギでも有名なフィールドです。

入漁券売店の話では、まだ日ムラがあり、目立った釣果が少ないとのことで、群れの接岸は遅れているようです。

しかし、魚探には水深2~3mに回遊を何度も確認できたので、これからのワカサギの動きに期待したいですね!

ワカサギ釣りのシーズンインとともに、寒さも本格的になってきました。服装もタイヤも冬仕様で安全な釣行を心掛けてくださいね~。

アクセス

 

ダム湖の周囲に作られた護岸などから竿を出すスタイル。釣行時には入漁券を取扱店で購入の後、好きな場所を選んで竿を出す(釣り禁止場所あり)。

【期間】11月1日-3月31日
【料金】日券1000円、現場売り1500円。年券5000円。
入漁券は周辺の取扱店で購入。エサは持参。
【問い合わせ】
☎松田正亮(0743・86・0055)

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