年々人気が高まっている“カヤックフィッシング”。
少し沖まで出れば、すべてが竿抜けポイント。新たな可能性が広がる魅惑の釣りです。最近ではティップランやタイラバを、カヤックで楽しんでいる動画もSNSでよく見かけるようになりました。
そんなカヤックフィッシングに新風を吹き込んだのは、ホビージャパンの足漕ぎカヤック。
釣りでは手間になってしまう、オールを漕ぐというアクションが、このカヤックであれば不要。漕ぐという行為を足で行うので、両手をフリーにしながら釣りをすることができます。
今回は、そんなホビージャパンの最高峰足漕ぎカヤック「MIRAGE PRO ANGLER 12 WITH 360 DRIVE TECHNOLOGY」を解説! 記者も試乗してみましたので、その感想を交えながら紹介していきます。
ペンギンの羽のようなフィン
ホビージャパンのカヤックで特徴的なのは、ペンギンの羽のような形をしたフィン。
足でペダルを漕ぐと前後のフィンが左右に動き、後ろに水を押し出すことで進む仕組みとなっています。
このフィンは、ホビージャパンが特許を取得した「Kick-Up Fins(キックアップ・フィン)」というモノ。衝撃を受けると船体に格納されるシステムとなっており、海草、浅瀬、岩などにぶつかっても問題がありません。
担当してくれたスタッフの方によると、通常のプロペラのようなフィンだと魚がプレッシャーを感じ、その場から逃げてしまったり、食いが渋くなってしまう傾向にあるようです。
このペンギンの羽のようなフィンは、自然界に存在する動物の動きに近い動きをするので魚にもプレッシャーを与えないのだとか。
真横にも船体を動かせる
記者が最も注目したのが、“船体の向きはそのままに、真横に移動できる”ということ。言うなれば、自分でドテラ流しをするようなこともできる、というイメージです。
船体左にあるグリップを90度傾けると、キックアップフィンも連動します。
そうすることで、船体の向きを変えることなく流すことが可能に。
この機能、釣りをするうえですごく重要な機能じゃないでしょうか。手漕ぎでは実現することが難しいので、足漕ぎならではのメリットだと感じました。
さっそく試乗!
さっそく試乗させてもらいました。 操縦席からの景色はこんな感じ。

身長や足の長さによって調節できるペダル

足を掛けるとこんな感じ
画像では伝わり辛いですが、キャストしたり、ロッドをあおったりしても何ら問題ナシな広さ。むしろ快適にすら感じます。
試乗したら最後。海にこのボートを浮かべて青物掛けて…、と想像が膨らみ、本気で欲しくなってしまいました(笑)。
まだまだ試乗できるチャンス
今回は横浜で開催された「釣りフェスティバル2023」のブースにお邪魔しました。
どうしても気になる!乗ってみたい! という方も安心してください。3月11~12日に名古屋にて開催される「キープキャスト」にも出展予定とのことなので、まだまだ試乗ができるチャンス!
カヤックフィッシングに興味がある方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。