竹村勝則 プロフィール
兵庫・明石市役所裏ベランダ
ここは明石市役所裏にあるベランダ状の釣り場で、長さは約300m。水辺には手スリがあり、後方は広々として、テーブルとイスまである。
足下から4~5m前方までステ石が入っているので、そのかけ上がりと、少し前方がポイント。
東端には小波止が出ていて、際にはステ石が入っているので、そのかけ上がりがポイント。外側の左にはテトラが入っている。そのテトラ際もポイントだ。
冬場の釣りは、メバル、ガシラが主体になるが、常連さんは「エビ撒き釣りでまだグレもくるし、マダイが釣れることもある」と言っていた。
車の駐車は、以前からある駐車場が1時間100円なので、短時間の釣りならオススメ。長時間になると、その右手前の前払い式の、新しくできた駐車場が1日500円と安い。
今回はグレ、メバルを狙って釣行
今年の釣行2日目は、明石市役所裏のベランダ。日中はフカセ釣りでグレ、本番は夕方から半夜で、エビ撒き釣りでメバルを狙う。
ここはグレ、メバル、ガシラなどの魚影が濃く、これまでに何度もよい目をしている。
晩秋は釣り場のリニューアルで立ち入りができなかったが、今は整備されてキレイになって、ゴミ1つ落ちていない。以前に増して気持ちのよい釣り場となった。さすが市役所裏だ。
釣り場に着いたのが8時頃。以前にグレがよく釣れていたベランダ東端の小波止へ行き、釣り人はいないので、波止先端に入る。
足下へマキエを打つと、エサ取りのスズメダイがたくさん寄ってきた。でも秋に比べると、動きがスローだ。海水温が低下してきているせいだろう。
潮はゆっくり西へ流れている。これならグレが釣れそうだと思ったが、タナをかえたり、スルスル釣りをしたりしても、時おりエサが取られるぐらいで、グレはサッパリ。
そのうち、やっと手の平ぐらいのグレが1尾釣れただけ。
その後に左のテトラ帯へ行くと、ここでも小型グレが1尾。やはりグレはもう終盤か。
昼頃に納竿して、市役所裏のベランダで竿を出している人の釣果を見せてもらうと、何とグレ(手の平級)2尾とメバルを5、6尾釣っていた。
釣り方はエビ撒き釣り。その人の話では、「シラサエビが正月休みで入手できないので、ブツエビを買ってきた」と言う。
こちらはひと休みしてからブツエビを買ってきて、ベランダのへの字カーブ点へ入り、16時頃からエビ撒き釣りをする。
常連さんはリール竿を使って10mほど前方を釣っているが、自分はノベ竿の5.4mで、図のような仕かけ。
ここは4~5m先までステ石が入っているので、そのかけ上がりを釣るのに、5.4m竿ぐらいがちょうどよい。
ブツエビを気前よく杓で3杯撒いてからの1投目(タナは1.5ヒロ)。仕かけが馴染んだと同時に、ウキがスーッと入るアタリ。
サッと合わせると、メバルの心地よい引き。1尾目は16cmほどだったが、2尾目は18cmと、少し大きくなった。
ブツエビはメバルの好エサだけに、そのマキエが効いて、何と5連発でメバルがきた。その後の6連発目の魚は、ひと際よく引くのでグレかと思ったが、そうではなくて、30cm近いウミタナゴだった。
ウミタナゴが暴れたせいか、アタリがピタっと止まった。
そこで、少し場所移動して、ブツエビを撒くと、メバルが1、2尾釣れた。
アタリが渋くなって、風が弱まり海が凪いできたので、また小波止へ行く。
以前は小波止の内側の際でよく釣れたのだが、今夜は5、6m前方がよかった。18cmぐらいのメバルがポツポツと5、6尾きた。
その後、外側を釣ってみた。ここは以前に26cmの大型メバルを釣ったことがある。
今夜は大潮の満月。そして、前方にはライティングされた明石海峡大橋がキレイで、夜景は抜群。おまけに凪とあって、風がないので寒くない。絶好のメバル日和だ。
時々、根掛かりするぐらいの深ダナで釣っていると、ポツリポツリながら22cm、21cmの良型メバルがきた。
20時頃にエサが切れ、納竿。キープしたメバルは15尾(16~22cm)。リリースした小型は7、8尾だった。