ルアーでマゴチやヒラメ、エサでチヌが狙えるポイントを紹介!駐車場もあるので安心

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

和歌山・紀ノ川 紀ノ川大橋付近

和歌山・紀ノ川 紀ノ川大橋付近はこんな釣り場

紀ノ川大橋ポイント略図

紀ノ川尻のチヌは、上流の紀の川大堰から最下流の紀ノ川河口大橋にかけての両岸で釣れる。

筆者が知る限りでは、左岸側では紀の川大堰下流のせせらぎ公園付近(川原に駐車場がある)、南海電車鉄橋の上下流。右岸側では紀の川大堰下流の鳴滝川出合上下流、北島橋上流のグラウンド前付近、紀ノ川大橋下流のドッグラン前、土入川出合の上下流にチヌの好ポイントがある。

紀ノ川大橋の上流も好場だが、2023年1月16日現在、同橋の上流が工事中で立入禁止となっている

今回釣行したドッグラン前は、紀ノ川大橋のすぐ下流にある川原へ車が降りられる2つ目の道から下に降りると、ドッグラン手前に駐車場がある。

ドッグラン手前の駐車場

この付近はチヌも好場だが、ルアー釣りでも好場で、冬でも青物とヒラメ、マゴチがルアーで釣れている。ルアーマンに話を聞くと、「ベイトのコノシロがいる時に80cmのブリを釣った」と言う。「今年に入って7回釣行した」と言うルアーマンは、「ヒラメの60cm頭に4尾とマゴチを11尾も釣った」と言っていた。チヌ釣りより、ルアーマンが多い場所でもある。

今回は冬チヌを狙って釣行

冬の季節風の風裏になるのが、東西に流れている和歌山の紀ノ川尻。

川が大きく川原が広いので、風通しはよいが、川の右岸側(北岸)なら季節風は斜め後ろからとなり、やや川シモから吹くことになるので、チヌのウキ釣りには好都合。

紀ノ川尻でチヌのフカセ釣りが面白くなってくるのは、例年12月頃からで、チヌのサイズは40cm前後がアベレージで、年なしクラスも釣れることがある。冬場は小型チヌが少ない。また、川尻なのでキビレもまじる。

5月頃までが釣期で、両岸ともに釣れる。紀ノ川尻のチヌ釣りは、毎年出掛けており、今年は1月の中頃に出掛けた。

紀ノ川尻の釣りは、干潮時より、満潮時の方がよく、当日は昼頃が満潮の長潮で、よい潮回り。

8時頃に紀ノ川大橋下流右岸側の川原にあるドッグラン前へ行くと、地元の常連さんが1人いて、竿を曲げていた。

取り込んだチヌは40cm級。エサを聞くと、冷凍ボケで、チヌを釣ったポイントは竿2本ほど前。仕かけを少しハワセて釣っていると言う。

30~40m下流にも、ちょっとした出っ張りがあり、「そこで釣ったら?」と言う常連さんのアドバイスがあった。教えてもらったポイントに入り、図の仕かけをセット。

マキエはオキアミ3kgを粗潰しにして、配合エサはマルキユー湾チヌスペシャルⅡを1袋に、ニュー活さなぎミンチ激荒を2袋まぜる。サシエは、くわせオキアミスペシャルのL。

釣りを開始するもアタリがない

まずマキエを数回打っておいてから、水深を測る。竿1.5~2本前で約2ヒロなので、タナは2ヒロちょっとにして、少し仕かけをハワセる。

水深が浅い釣り場では、竿2本前後前方を釣ることが多いので、軽い仕かけが投入しやすいように重いウキを使う。

そして、誘いを掛ける時に仕かけが浮き上がらないように固定するため、ウキ下部に足を付けて、ウキゴムで止める。

流れは右(下流)へゆっくりで釣りやすい。しかし、この日はアタリもなければ、エサも取られない。常連さんも、あの後は釣れないようで、さらに上流へ場所がわり。

潮がわりで流れが止まったり、時々カミ手へ流れるようになったので、時合だと、気合を入れて打ち返すが、音沙汰なし。

サシエを触ると、冷たく感じる。この前の雨で少し濁りが入っているのはイイのだが、雨で水温が下がったか…。

アタリもないので上流へ場所移動したが、そこでも同じ。常連さんが帰ったので、その1番上流側の出っ張りへ入った。水深を測ると、ほかの場所より少し深かった。

1番上流の出っ張り

アタリがないまま納竿

午後になって潮が下げると、流れが速くなってきた。風が右や左から強く吹き、2枚潮がキツくなり、釣りにならないので納竿とした。

帰る前にポイントを見ておこうと、朝に常連さんがいた場所に行くと、後から来た人がチヌを釣っていた。ストリンガーには、チヌがズラズラーっ。30~45cmのチヌが7尾の好釣果だ。

「チヌ釣り歴5年」と言う奈良から来た人で、「昼前から入って、一時はチヌが入れ食いした」と言う。

この人の仕かけは、竿5m、リールは2000番、道糸1.5号、ハリス1.2号2ヒロ、チヌ針1号。ウキはB~3Bで、オキアミエサで、底に少しハワセて釣っていた。

雨後で水温が下がったのを釣れないせいにしたが、釣る人は釣っていた。

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