【カワハギの釣り方】サクッと釣行前に読んで釣果アップ! 大人気の船カワハギ基本講座

今回は、船カワハギに力を入れている、徳島・阿南の水天丸に乗船。

そこで、教えてもらったカワハギの釣り方やコツをお届けしたい。

カワハギ釣りの魅力

各地で人気が爆発している船カワハギ。カワハギ釣りハマってしまったことを、巷では”カワハギ沼”や”カワハギ地獄”と言うらしく、それほど、ハマる人が続出している釣りだ。

ビギナーでもお土産が期待できる手軽な船釣りだが、腕の差で釣果が大きくかわる釣りでもあり、魅力はいっぱい。また食べて美味しいのも魅力のひとつだ。

タックル&仕かけ

カワハギは、”エサ取り名人”とも言われ、気付かぬままエサが取られていることも。

そのため、繊細なアタリが分かる、感度がよい穂先を持ったロッドが必要となる。船カワハギ専用ロッドが各社から販売されているので、それを選ぼう。また、リールは小型両軸リールがベター。仕かけは胴突き仕かけだ。

仕かけ図

オモリはカラフルな物がよい

船カワハギ仕かけが各社から販売されている

替え針は必須。50本程度持っていれば安心

カワハギの歯

カワハギは歯が硬いため、針先がすぐに鈍ってしまう。そのため、釣れたら針先をチェックして、鈍っていれば、スグに針をかえよう!

エサはアサリを使用する

カワハギ釣りに使うエサは、アサリ。アサリのエサは釣具店にも販売しているので、それがオススメ。スーパーなどでボイルのアサリが販売されているが、生と比べるとアタリの出方が全く違うためオススメしない。

カワハギはよくエサを取るため、エサは余裕を持って多めに持っておこう!

また、アサリ用のアミノ酸入りの締め材も販売されているので、それでアサリを締めるとエサ持ちがよくなり、アミノ酸の効果で食いもよくなるので、できればあった方がよい。

エサの付け方

カワハギ釣りは、アサリの付け方がとても重要。特に内臓を好んで食べるため、針先を内臓に刺しておくのが大切。また、気付かないうちにエサが取られていることもあるので、こまめに仕かけを上げて、エサが付いているかのチェックをすることが重要。

アサリの付け方

①水管に針を通す
②ベロを縫い刺しする
③内臓に針を刺す
※針先は出さないようにする

針に付けたアサリ

内臓だけ取られたアサリ

基本の釣り方

カワハギ釣りのタナは底付近が基本。仕かけを底まで落とし、誘ってからステイし、アタリを待つ。アタリがあれば、竿をゆっくりと聞き合わせていけばよい。

①仕かけを投入

②オモリが着底すれば、竿をゆっくりと上下して誘う

③誘った後にステイして、アタリを待つ

④アタリがあれば、竿を上げていき、聞き合わせていく

⑤カワハギが掛かれば、リールを一定速で巻き、やり取りを楽しもう

以上が基本的な釣り方。カワハギは、誘って興味を惹きつけ、そして食わせる間(ステイ)を作ることが大切。ずっとステイのままだと、いつの間にかエサが取られていることも。

また、カワハギ釣りには、

①宙釣り
(オモリを底から切る)

②たるませ
(オモリを底に付けて仕かけをたるませる)

③はわせ
(オモリを底に付けて、仕かけを底にはわせる)

がある。底が砂泥地帯の時は、②、③が使えるが、底が岩礁帯の時は、根掛かりすることが多くなるため、①がベター。

釣果アップのコツ

ビギナーは集寄はない方がよい

カワハギを寄せる集寄は、上手く使うと効果的だが、ビギナーにはあまりオススメしない。と言うのも、集寄があることで、必要以上に潮受けしてしまったり、アタリが鈍くなってしまうからだ。ある程度回数をこなしていき、カワハギ釣りに慣れてくれば使っていくのがオススメ。

キャストすることで幅広く探る

仕かけをキャストして、ほかの人が釣っていない場所を探り、スレていないカワハギを見付けることで釣果を伸ばすことができる。底が岩礁帯の場合はオススメしないが、砂泥地帯の場合には、効果的だ。

光り物がよいことも

この日、仕かけの上部にケミホタルを付けていたり、オモリもチカチカとグリーンに光るオモリを使用していた人も。カワハギは、キラキラしたものや光り物に興味が湧くそうだ。

食いが渋い時は少し軟らか目の竿がグッド

この日は通常のカワハギロッドよりも軟らかいロッドがよかった。食いが渋かったり、波がある時は、軟らか目のロッドをチョイスすることが、釣果を伸ばすカギのひとつだそう。

 

ぜひ、この記事を参考にカワハギ釣りを楽しんでもらいたい。

 

取材協力:水天丸

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