竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

大阪・大正区　鶴浜緑地魚釣り開放区域

※魚釣り開放区域が指定されていますので、釣りをする際は釣りが可能な範囲を確認してから釣りをしてください。

足下はスリットではないが、際から割と水深があり、3.5～4mぐらい。竿2本ほど前方で4.5～5mぐらいある。

前方に赤い港大橋があり、前面は広く、貨物船やタグボートが往来する。

潮通しはよく、流れは左右に速い時もあり、2枚潮にもなる。潮が速いと釣り辛いので、そのような時は、いくらか緩やかな際狙いがよいと思われる。

ここのチヌは数釣りより型狙いで、40cm級が多い。落とし込み釣りの人は、47、48cmを釣ったと言っていた。

冬場の釣りはチヌかハネだが、好シーズンになれば、サビキ釣りでアジ、イワシ、サバなどにメバル、ガシラも釣れる。

水面まで4～5mあるので、タモは6～9mがよい。トイレは近くにはないので注意。

寒波後の貴重な釣り日和を狙ってチヌ釣りに出発

1月下旬は、何年ぶりかの大寒波で。自宅周辺の家々の屋根が、雪で真っ白になった。

今年最強の寒波と言うだけに、海は強風と冷え込みで、釣りどころではないので、1週間ほどは家で釣具をいじったり、コタツ番をしていた。

先日、天気予報で高気圧に覆われて、等圧線の幅が広くなるので、風が弱まりそう。という絶好の釣り日和があった。これはチャンスと、大阪湾奥の釣り場である、大正区の鶴浜緑地の岸壁へ出掛けてみた。

ここはイケアや東京インテリアの裏（西側）にある岸壁の「釣り解放区」になっている。前方には大きな港大橋が見え、ロケーションがよい所。

しかし、解放区の釣り場は広くはなく、ザっと50mほどしかない。

8時半頃に到着したが、日曜日だと言うのに、釣り人はいない。自分1人で貸し切りだ。冬の季節風には弱い釣り場なので、釣り人がいないのも、頷ける。

ポイントは選び放題なので、左端を釣座とする。

当日の狙いは、フカセ釣りでチヌ。数は出ないが、釣れれば40cm級の良型がくるのが、魅力だ。

ここは際から水深があるので、マキエはオキアミ3kg（粗潰し）に、比重があって、まとまるマルキユーの湾チヌスペシャルⅡと、ニュー活さなぎミンチ激荒に、コーンを1缶入れた。サシエはくわせオキアミスペシャルL。

朝は前方からの風が少し吹いている程度で、さほど気にならない。しかし、冷え込みで手がかじかんで、エサが付け辛い。
水深は竿2本ほど前で、5ヒロぐらいある。タナはトントンか、少しハワせるぐらいで釣り始める。

朝の潮の動きは、ゆっくりと左へ流れている。このままの流れが続けばよさそうだ。そのうちマキエの効果が出て、チヌがくるぞと期待する。

 

仕かけは、水深があるため、ウキとオモリは1号、ハリス2ヒロの中間に、ガン玉のG2を1個付ける。この仕かけで、時々、藻が付いてくるので、タナはしっかり取れている。

釣り始めて2時間以上。マキエをしっかり打っているので、もうそろそろアタリがあってもよい頃だと思うが、エサも取られないし、魚の気配もない。

そのうち西寄りの風が強く吹き出して、潮の流れが当て潮になったり、左右に流れたりと、複雑になってきた。そこで前方が釣り辛いので、際狙いに切りかえた。

際から1mほど前までは水深が半ヒロほど浅くなっている。時々、藻か何かに引っ掛かって、ウキがシモることがあり、アタリかな？　と思わせてくれるが…。

際はマキエも思うようできるし、誘いも掛けやすい。際はスリットになっていないから、魚を掛けても、取り込みが楽だ。

マキエを打って1時間ほど。際では前方より流れは少し緩やかなので釣りやすいが、まだアタリはない。アタリがあれば、チヌなのだが…。

昼頃になって風がさらに強くなってきた。2、3人来た釣り人（ルアー、サビキ、落とし込み釣り）も、この強風では釣りにならないと言って、納竿された。

今年の釣りで、初めて手袋をして竿を握って頑張ってはみたが、正面からの強風に耐えられず、昼過ぎに納竿した。

アクセス

 

釣行ルートは、大阪市内の南津守から西進、千本松大橋（メガネ橋）を渡り西進、そのまま真っ直ぐ道なりに進むと、イケアと東京インテリアがあり、左側に駐車場（無料）がある。

駐車場へ入って左端に、カギ型の曲がる通路（左右が金網）がある。通路を出た所が、鶴浜緑地の釣り解放区の岸壁がある。

岸壁は長いのだが、釣り解放区はほんの一部の50mほどだけだ。