アルファタックルの新作ロッドの中で、なかなか面白いなと思ったのが海人(kaijin)シリーズにあったんです。
どこが面白いのかというと「コマセマダイ」と「タイラバ」どちらにも対応するロッドがあったこと。
それが海人マダイゲームの215/FSL。
海人マダイゲーム
ちなみにですが、「海人マダイゲーム」はシリーズとしても新作。まずはそのラインナップを。
MODEL | 全長 (cm) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
錘負荷 (号) |
L1 (mm) |
L2 (mm) |
メーカー希望 小売価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
215/FSL | 215 | 2(B) | 169 | 144 | 0.9 | 9.6 | 10-60 | 550 | 415 | 30,000 |
240UD | 240 | 2 | 124 | 184 | 2.1 | 11.9 | 30-100 | 665 | 410 | 27,000 |
270UD | 270 | 2 | 139 | 201 | 2.1 | 12.6 | 30-100 | 665 | 410 | 28,000 |
215/FSL、240UD、270UDがラインナップされます。
で、UDとはUDグラス素材。UDとはユニディレクション。ユニ=単一の、ディレクション=方向、ということで縦方向単一の繊維からなるグラス素材なのですが、まぁとにかく粘る。だから、240UDや270UDは、関東でいういわゆるコマセマダイなど船の揺れを吸収して、かつ大型マダイが掛かってもクッションのようにバラさない、そんなロッドなのであります。
そして今回ご紹介したい215/FSL。こちらはFSLがカーボンフルソリッドを表す。こちらも、カーボンながらフルソリッド。中身の詰まった非常に粘りがありフレキシブルなブランクス。
加えてこのカーボンには、アルファタックル独自のGSSカーボンソリッドを採用。抜群の安定感を誇ります。
で、こちらの215/FSLに関しては、関東では定着した感のあるライトコマセマダイにマッチ。基本的にはノーマルタックルでのコマセマダイだと、エリアにもよりますがビシ80~100号といったところ。しかし、よりライトタックルで楽しもうということでビシ60号などで楽しめる船宿さんもあります。そんなライトコマセには、ショートで取り回しや操作感に優れながらFSL・フルソリッドでバラシも軽減する215/FSLはかなりマッチしそう。
加えて、これがティップもかなり繊細で。実はコレ、タイラバにも流用できますよ!というスタンスなんだとか! だからリールシート周りなどもショートトリガーで、ゲームロッドライク。
ライトコマセにタイラバ、どちらも楽しめるロッドというのは意外とレア?
エサもルアーも船釣りで楽しみたい、そんな方にはマストバイな1本となりそう!
