まだ水温が低い3月は、釣り物に困る季節だ。
しかし、美味しい魚を求めて釣りに行きたくなるのは、釣り人の性。そこで、つりそく船釣りクラブのメンバーで、三重・島勝沖で根魚五目を楽しんできた。
愛昌丸は、篠田船長が案内してくれる、紀北町最大級の船を有している船宿。操船している篠田船長は優しいので、初めての人でも安心して釣りができる。

三重・島勝の愛昌丸
この日は、天ビンズボ釣りで、オニカサゴをメインに、ノマセでマハタと美味しい根魚を釣ろうという作戦。

美味しい高級魚のオニカサゴ。標準和名は「イズカサゴ」と言う
出船は6時で、ポイントまでは20分程度。ポイントが近いのも、嬉しいところ。当日狙った水深は70~90m後半で、砂泥地帯の中に時おり瀬がある場所だ。
しばらくすると、良型のオニカサゴが釣れた。
そんな中、杉本氏は生きエサを使って、狙い通りのマハタをゲット! これには、思わずハイタッチ。

杉本氏がゲットした、良型のマハタ
さらに、天ビンズボに仕かけをかえた杉本氏が、50cmの特大のウッカリカサゴをキャッチ。島勝沖の魚影の濃さには驚きだ。
最終的に、佐野氏がオニカサゴを6尾。

良型のオニカサゴを釣り上げた佐野氏
十川氏は型揃いで4尾と小型を1尾の5尾釣り上げた。

コンスタントにオニカサゴを釣っていた十川氏
大物賞は杉本氏のマハタとウッカリカサゴだ。
オニカサゴのポイントがここまで近く、また50cmの大型ウッカリカサゴやマハタが釣れるエリアは、あまりない。
この日は、アヤメカサゴやエビスダイも釣れて、それぞれが根魚五目を満喫することができた。

エビスダイを釣り上げた杉山氏
オニカサゴは、刺し身はもちろん、しゃぶしゃぶで美味しい。特有の歯応えと甘味は最高だ。
また、アラはとても美味しい出汁が出る。
美味しい魚を食べたいのなら、今がオニカサゴやマハタの好期。パソコンに向かいながら、また行きたくてたまらなくなる記者。
皆さまにもぜひ、島勝沖の根魚五目を楽しんでもらいたい。