
竹村勝則 プロフィール
大阪・舞洲 ホテルロッジ舞洲裏
※魚釣り開放区域が指定されていますので、釣りをする際は釣りが可能な範囲を確認してから釣りをしてください。
ロッジ舞洲裏の釣り場は、ロッジの駐車場から入って、その奥の第2駐車場の1番奥へ車を停めて、緑地帯(すぐ左にトイレがある)を通って、5分も歩けば釣り場に着く。

緑地帯の道路から出ると海
遊歩道と緑地帯がある風景のよい所で、サビキ釣りシーズンになると、ファミリーフィッシングにオススメ。
今のシーズンはチヌ、ハネ、ガシラぐらいが釣り物だが、青物が回ってくるとノマセ釣り、ルアーで狙える。
釣り場は通路から海に出て、少し左(東)にある半円状のベランダから右(西)へ300mほどの間が釣り解放区となっている。ベランダは釣り禁止。
ここは一帯に手スリがあり、足下の際はスリットになっているので、際もポイント。落とし込み釣りでチヌを狙う人も多い。
ハネ釣りはエビ撒き釣りで、竿1~2本前方を狙う。チヌのフカセ釣り、紀州釣りもこれから面白くなる。
今回はエビ撒き釣りでハネ、チヌを狙う
3月は例年のことながら、海水温はまだ低いので、魚の動き、食いは渋い。その食いが渋い魚を釣るには、ピチピチ跳ねるシラサエビが効果的である。
先日、好天気に誘われ、シラサエビを持って大阪北港の舞洲の西南端にあるロッジ舞洲裏へ出掛けた。
狙いはエビ撒き釣りでハネを釣り、ハネが釣れなければタナを深くしてチヌを釣る作戦。
まだ明るい16時頃に着いたが、釣り人は誰もいない。そこで、半円状のベランダ(ここは釣り禁止)のすぐ手前で釣ることにする。この付近は突き出たベランダに潮が当たるためか、流れが少々複雑に変化する。
そこで、いつも少し重めの仕かけにしているが、今回はまだ低水温なので、ポイントを絞った方がよいだろうと、天ビンカゴ釣り仕かけとした。
仕かけ投入時は毎回、カゴにシラサエビを入れ、同じ所へ投入してポイント作りをする。
釣り始めはハネ狙いなので、タナは2.5~3ヒロにする。
当日は大潮で18時台が満潮のよい潮回りだが、潮の流れは、右、手前、前方とコロコロかわる。これはいつものことだ。
釣り始めて1時間半ほど経ってもアタリがないので、ハネは諦めて、タナを矢引きほど深くしてチヌを狙ってみた。
3投目の17時半頃、ウキがどうも変だと思ったので、竿先でソーっと聞いてみた。すると、竿先がグーンと重くなって魚が付いている感じ。そこで、そのまま竿を立てて聞き合わせ。
竿にグイ、グイーッとくる重々しいこの引きはチヌに間違いない。
タモにすくったのは、40cmジャストのナイスボディのチヌで、針を飲み込んでいた。折よく人が来たので、写真を撮ってもらう。
そのしばらく後、真っ赤な太陽が沈む直前にウキがシモるようにスーッと入った。
ガツン! と合わせが効いて強引がきた。ハリスはトルネード黒鯛ハリスの1・75号だから安心してチヌとやり取りができる。
これはひと回り大きなチヌで、44cmあった。この時も折よく人が来たので、写真を撮ってもらう。
チヌの好時合のようなので、もう1尾と同じタナで粘ってみたが、そうは上手くいかなかった。
そこで、タナを浅く(約3ヒロ)して、今一度、ハネ狙いをしてみた。
ベランダ近くへ仕かけを入れたが、すぐに流れに引かれて離れる。カゴにマキエを入れ直しての2投目だった。
タナにカゴが着いて、マキエがパラパラと出て、サシエもフワリと沈んでいって、マキエとサシエが同調していたのであろう。
そのようなつもりでいると、ケミホタルを付けたウキがスーッと水中に入っていき、ボヤけた。これはハネのアタリだ。
大きく合わせると、グン、グーンときた。良型らしい引きなので、沖へ浮かせてやり取り。
ところが今度はなかなか寄ってこない。暗いので魚体は見えないが、大きそうだ。
2度、3度糸を出してあしらい、なるべくエラ洗いをさせないようにスーッと引き寄せ、サッとひとすくい。
タモを持ち上げるのも重かった。メジャーを当てると61cm。ハネより大きいスズキであった。
近くに人がいなかったので、手に持った写真は残念ながら撮れなかった。
マキエがまだ少し残っていたので、もう1尾くるかと、せっせと手返しをしたが、アタリはこなかった。
アクセス