生きたイカと締めたイカ、沖漬けにした時の違いや、イカに!?

寄稿:nomi

nomi(ノミ) プロフィール

釣場速報本紙でお馴染みの、釣りに対するさまざまな疑問を解決する実験的な試行も試しているマルチアングラー。OCTOPLASHERなど数々のバンドでギタリストとしギターを日々弾きマクリ。山豊テグスフィールドスタッフ。

釣場速報本紙で月1回の連載を寄稿して頂いているnomi氏。今回は、過去5年間の寄稿頂いた中から、気になる記事をピックアップし、紹介していきたいと思います!

生きたイカと締めたイカ、その違いやイカに!

「イカの沖漬けって、生きたまま漬けないと美味しくないの?」イェス!  ノミラボにお任せ!  実験開始だぜ! ギュイ~ん♪

暑い夏に最盛期を迎えるイカ釣り。今回は、釣り人の特権と言われる「イカの沖漬け」について実験してみる。

ターゲットはケンサキイカ。数年前から私もハマっているイカメタルで狙う。釣り方は、鉛スッテとウキスッテを付け、ライトタックルでアタリを取っていく。

市販の沖漬けタレを使って検証

そして、今回の実験の沖漬けは、いろいろな方法があるが、手軽に釣具屋さんで売っている沖漬け用のタレを用意した。漬け込みにはファスナー付きのフリーザーバックを使用する。

まずは、ターゲットであるイカを釣る! クイクイっと誘い、ステイでドン! 釣ったイカはイケスへ入れて生かしておく。

同じぐらいのサイズが2ハイ釣れたところで、片方を締めてからタレを入れたフリーザーバックへ漬け込む。そしてイケスで生きている方のイカを、素早くもう1つ用意したタレを入れたフリーザーバックへ漬け込む。あとは、そのままファスナーをしっかり閉めてからクーラーボックスへ。

購入したタレの説明書には10~12時間程度漬け込むとの記載があり、約11時間漬け込んだ。

見た目の違いは分からないので、お皿に並べて見比べてみる。上記写真の右が生きたまま漬けたイカで、左が絞めてから漬けたイカだ。見た目の違いはほぼ分からないが、イイ感じに漬かっているようだ。

とりあえず捌いて、切ってみるが、ここでも違いは分からない。捌いてる最中のワタは、やはり生きたまま漬けた方が漬かっている感じはする。

切り身を並べて比較してみると、生きたまま漬けた方が色が濃く、漬かっているように見える。

どちらも美味しい!

そしてお互いを食べ比べてみると、どちらもしっかり漬かっており、十分に美味しい。あれ?

今回のノミラボの実験結果は、「イカの沖漬けは生きたまま漬けても、締めてから漬けても美味しい!」であった。

釣り人の特権と言われるイカの沖漬けだが、イカが生きたままタレを吸い込む事でしっかりと漬かるというイメージであったが、実際に同じタレ、同じ時間、同じサイズのイカで比較したところ、差はそう大きいものではなかった。

確かに、生きたまま漬けた方がよく漬かっていたが、締めた方をあと1、2時間長く漬けたら変わらないのでは?と思う程度の違いであった。

今回は、試せていないが、家に持ち帰った後や、購入したイカであっても充分沖漬けの風味は味わえるので、ぜひ皆さんも試してお好みの味を見つけてほしい。

この実験で今日もギターが冴えるぜ! ギュイ~ん…だれかがやらねば…
※実験結果は素人実験の為、必ずしも結果が正しいとは限りません。

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