釣場速報本紙で月1回の連載を寄稿して頂いているnomi氏。今回は、過去5年間寄稿の中から、気になる記事をピックアップし、紹介していきたいと思います!
タチウオの歯の切れ味は如何に!
「タチウオの歯の切れ味って?」イェス! ノミラボにお任せ。実験開始だぜ。ギュイ〜ん♪
今回はタチウオの歯が、デザインナイフのように使えるかを実験してみるぜ!
まずは、西宮・今津の釣人家へタチウオジギングにGO。少し渋い状況であったが、よいサイズのタチウオをゲット!
釣ったタチウオの歯をまずは観察してみる。いかにもスパスパと切れそうな歯をしている。
歯のみ採取するため、ペンチで歯を掴み、少し力を加え折り曲げると、心地よい音とともに綺麗に取ることができる。この日は夜に釣行予定があったため、大きそうな歯3本を一旦冷蔵庫に保管しておいた。
後日、歯を取り出すと、「ん? なんだか、劣化してないか?」どうやら、釣ってから日数が経ちすぎて、少し鋭利な雰囲気が失われてしまったようだが仕方がない(笑)。
今回は、タチウオの歯をデザインナイフに見立て、折り紙を切り抜いてみようと思う。
まずは大きそうな歯を取り出し、デザインナイフの刃を取り付ける所に取り付けてみる。あまり締め付け過ぎると歯が潰れそうので、様子を見ながら締め込んでいく。何とか取り付けられたようなので、折り紙を切り抜いてみる。
すーっと折り紙を切っているつもりが、まるで切れてない。よく見てみると、うっすらと傷程度には切れている。ガリガリと10回ほどなぞってみると、ようやく穴が空いた。
ガリガリガリガリと、もはや切っている様相ではないが、何とか文字にしていく。タチウオの歯は3本保管していたので、別の歯に取りかえて同じように文字を切り抜いていく。
しかし、あまりの切れなさに、細字にしてみる。3本目の歯は、小さすぎて、取り付けることができず断念。最後はデザインナイフで切り抜く。なんて滑らかなんだろう。
今回のノミラボ実験結果は、「タチウオの歯はデザインナイフの代わりにはちょっと厳しい!」であった。
タチウオの歯での2作品と、デザインナイフの1作品を見比べてみる。タチウオの歯での作品は何とも味わい深い作品となった。
タチウオの歯は全く切れないわけではなく、一応切れる。
この絶妙な塩梅は、デザインタチウオナイフとして商品化すると需要があったりしないだろうか(笑)。今回のタチウオの歯の切れ味が、歯の鮮度が悪かったのかもしれないが、それはまたの機会に。
この実験で今日もギターが冴えるぜ。ギュイ〜ん♪だれかがやらねば。
※実験結果は素人実験のため、必ずしも結果が正しいとは限りません。