アルファタックルのマルイカロッド「アルファソニック マルイカ」。
このロッドは言わばマルイカ釣りのエキスパートモデル。今は主流になったゼロテン釣法はもちろん、宙釣り、叩きといったテクニックに対応すべく、3つのラインナップで展開されている。

出典:アルファタックル
MODEL | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 標準自重 (g) | 先径 (mm) | 元径 (mm) | 錘負荷 (号) | L1(mm) | L2(mm) | メーカー希望 小売価格(税別) |
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158XUL | 1.58 | 2(B) | 124 | 97 | 0.9 | 9.5 | 30-60 | 400 | 200 | 37,000円 |
145UL | 1.45 | 1 | 145 | 101 | 1.3 | 8.5 | 30-60 | 410 | 300 | 36,000円 |
148MH | 1.48 | 1 | 148 | 88 | 1.2 | 8.7 | 30-60 | 400 | 285 | 34,000円 |
そんな3つのラインナップの中で、「158XUL」というゼロテンに特化した専用モデルが韓国で絶大な支持を得ているんだとか。
それもイカメタルロッドとして。
なぜ韓国で大人気となったのか? その理由が、アルファタックルフィールドスタッフ柳沢テル氏の釣行レポートで明らかになった。
アルファソニックマルイカで圧倒的な釣果を出したことがキッカケ
現在、韓国でもイカメタルが流行中。そんな中、韓国のフィールドスタッフが「158XUL」を使用し、圧倒的な釣果を叩き出したことが、韓国で火が付き、人気を博すキッカケになったんだとか。
具体的にどれほど釣れたかというと、船中の平均が20パイほどだったことに対し、「158XUL」を使ったフィールドスタッフは驚異の200パイ。
人気のあまり、「アルファソニック マルイカ」の開発担当者である柳沢氏が韓国・麗水(ヨス)で開催される大会に招かれるほど。

△大会参加者は70名超の大型大会。船上でも「158XUL」を使用する人が多かったそう
もちろん、釣れた要因の全てがロッドではないにしても、少なからずロッドの優位性があったはず。「アルファソニック マルイカ158XUL」のポテンシャルを確認するために、柳沢氏も韓国で実釣することに。
韓国の夜マルイカはロッド2本出しが主流。1本は置き竿でイカメタル、もう1本はオモリグというのがここ数年のメインスタイルとのこと。
仕かけは以下のイメージ。25~30号の鉛スッテに、10cm程度のドロッパーをセットする。日本とは違い、ドロッパーを3個付けする人も多いそうだ。

△柳沢氏が事前に入手していた実際の仕かけ図
柳沢氏が実釣で感じた有効性
柳沢氏は日本のマルイカ仕かけをアレンジしたもので実釣。
実釣を通して柳沢氏は、「アルファソニック マルイカ158XUL」の有効性について以下のように感じたそう。
自分たちは置き竿スタイルではなく、日本でマルイカを釣る時と同じ手持ちで誘っていくスタイル。従って、使用する竿も1本のみ。自分は直ブラをメインとしたので、直結でやるようなタタキだけでなく、穂先部分をゆっくりめに上下する誘いも多用しました。その誘いのときは、158XULの軟らかい穂先部分だけを曲げる感覚で「ポヨンポヨン」と上下させる感じで。158XULは30号の重さだと穂先が曲がり切らないため、イカの触りがかなり良く分かりました。穂先が曲がり切ってしまうと極端に触りが分からなくなってしまいます。その誘いをしつつ、時々強く叩くと本アタリを出せることがありました。158XULは「ポヨンポヨン誘い」「強めの叩き」ともにやりやすく、触りの分かりやすさともにこの釣り方(30号までのイカメタル)にかなり合っていると感じました。ゼロテンロッドとしては穂先を極端に軟らかくせずブレを抑えた158XULの特徴が宙釣りのイカメタルでもプラスに作用したというわけですね。
出典:アルファタックルブログ
弾ませるような誘い、強めの叩きに完璧に対応しているため、30号までのイカメタル最適。そのため、韓国で絶大な人気を誇っているのではないか……というのが柳沢氏の見解。
今後、日本でのイカメタルシーンでもマルイカ釣法をベースにしたイカメタルが一大ムーブメントを起こすかも? もしそうなれば、新たなイカメタルの世界では「アルファソニック マルイカ」が主軸になるのではないだろうか。
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