クロダイ・チヌのウキフカセ釣り日本一が決定☆2017第4回マルキユーM-1カップ全国チヌ釣り選手権大会決勝戦

去る5月20日(土)と21日(日)の2日間、広島県大竹市の宮島周辺の沖磯にて、マルキユー株式会社(本社:埼玉県桶川市、社長:岡田信義)主催の「2017第4回マルキユーM-1カップ全国チヌ釣り選手権大会決勝戦」が開催された。

今年が第4回目となるこのトーナメントは、「マルキユーM-1カップ」の名称でクロダイ・チヌのウキフカセ釣り日本一を決定する大会として開催。全国各地で予選が行われ、合計1,260名が参加した。決勝戦に進出した選手は33名。予選を勝ち残った24名に加え、MFG(マルキユーファングループ)代表6名、さらに昨年の上位3名をシード選手として迎えた。

初日(20日)は1回戦と2回戦が行われた。1回戦は短時間勝負のなか、合計66枚のチヌが顔を見せる展開。そして2回戦は、場所によっては風の影響を受けたものの確実に釣果を上げてゆき、結果6名が準決勝に進出を決めた。

2日目(21日)の準決勝は、勝ち上がりの6名が再抽選で対戦相手を決定。2名1組でA、B、Cの各ブロックに分かれた。結果は6名全員がチヌを釣り上げ、最高で11枚も釣り上げる選手が出る見事な釣れっぷり。岩成選手(広島県)、大知選手(山口県)、有本選手(福岡県)の3名が決勝戦に進んだ。

決勝戦の舞台は、宮島の「スベリ」と呼ばれる磯。競技時間は1時間交代の3時間。潮の流れ方が刻一刻と変わるなか、1ラウンド目は岩成選手が5尾を釣り上げた。釣り座を交代した2ラウンド目は一時反応が途絶えてしまうが、3ラウンド目から続々と竿が曲がりはじめる。

そして、終了時刻を迎え、数では岩成選手が頭ひとつ抜け出した。誰しもが優勝を疑わないなか検量がはじまり岩成選手、大知選手の検量が終わったあと、有本選手が検量場に到着。全員が注目するなか読み上げられた目方は3,385g。なんと340g差で、前回の覇者・有本選手(福岡県)の優勝が決まった。

左から準優勝の岩成博司選手、優勝の有本亮一選手、3位の大知正人選手

有本選手は「タナは底メインで上から下までを探るようなイメージで、付けエサ先行で流すようにしました。ウキは水面下をサスペンドさせているので、アタリはラインの走りで見ました」と語り、2日間にわたる熱戦に幕を閉じた。

なお、優勝者が使用したエサとタックルは以下の通り(準決勝、決勝分)。
●マキエ/オキアミ6kg+「チヌパワームギスペシャル」4袋
●付けエサ/「くわせオキアミスーパーハード(L)」「くわせオキアミスーパーハードチヌ(L)」「くわせ丸えびイエロー」「高集魚レッド」「食い渋りイエロー」「アピールホワイト」
●タックル/竿:0.6号(5.3m)、道糸:1.5号、ハリス:1.2号(5m)、ハリ:チヌバリ2号(黄色と黒)、ウキ:大知60-00、ナビ:G6、ウキ止め:なし、ガン玉オモリ:ナビより10cmの位置にG7、ハリの上40cmくらいの位置にG6

<結果>
1位 有本亮一 (福岡県北九州市) 3,385g(5尾)
2位 岩成博司 (広島県廿日市市) 3,045g(6尾)
3位 大知正人 (山口県防府市) 2,800g(4尾)
4位 多田賢一郎 (山形県山形市)
5位 鎌田茂夫 (徳島県阿南市)
6位 黒川岳彦 (宮城県黒川郡)
※敬称略

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