近年、冬の釣り物として「カットウフグ」の人気が急上昇中。特にここ数年、関西エリアや東海エリアでの人気が凄まじく、「始めてみたい!」と考えているアングラーも多いのではないでしょうか。
今回は、仕掛けの種類や使うエサ、誘い方、オススメのタックルなどのフグのカットウ釣りのキホンを解説!
カットウ釣りとは
カットウ釣りは一風変わった釣りで、ほかの釣りと大きく違う点は“エサ針で魚を掛けないこと”。
カットウ釣りは、オモリの下にエサを付けるフックがあり、その下に”カットウ針”と呼ばれる3、4本針があります。エサを食ってきたフグがそのまま針に掛かるのではなく、エサを食ってきた瞬間に合わせてカットウ針でフグを引っ掛けて釣る。この普通の釣りとは違う釣り方にハマる人が続出します。
カットウフグのメインターゲットは、ショウサイフグやヒガンフグ、コモンフグなど。

△釣ったフグは船宿が捌いてくれるので安心&ラクチン
カットウフグのタックル
竿はカットウフグ専用ロッドがオススメ! 引っ掛けて釣っていく釣りなので、調子は8:2もしくは9:1調子が◎。
リールは小型ベイトリール。タナは底なので、カウンターは必要ありません。道糸はPE0.8~1.5号で、リーダーはフロロ3号を1ヒロ(約1.5m)ほど。
仕掛けの種類
カットウ仕かけは大きく2種類。
エサ針が大きくエサ持ちのよい通常の仕掛けと、小さいエサ針が複数本付いたチラシ仕掛けと呼ばれるもの。

△通常のカットウ仕掛け

△チラシ仕掛け
オモリは水深や潮流の速さに合わせて、10~40号の重さを使い分けます。基本は、乗船する遊漁船で指定されたものを揃えるのがベター!
根が荒いエリアに入ることもあるので、根掛かり対策に仕かけは複数個持っておくのがベストと言えるでしょう。
カットウフグのエサ
主に使われるエサは、アオヤギ(バカガイ)とアルゼンチン赤エビを使い分けるのだが、ベター。最近ではホヤをエサにすることも増えています。
基本の釣り方
①仕掛けを投入
②サミングしながら、仕掛けを底まで落とす
③着底したら糸フケを取る
④底をトントンするように誘ったり、竿をゆっくりと上下して誘う
⑤1分ほどステイ
⑥アタリがあれば、即アワセして、魚が掛かれば一定速度でリールを巻こう!
⑦魚が掛からなければ、④に戻って誘い直そう
フグは、いつの間にかエサが取られていることもあります。そのため、ずっとステイしていると、エサだけ取られてしまうこともしばしば。誘いとステイをしっかり分けて、フグが食ってくる間を作ってあげることが重要です!
また、この釣りの釣果を伸ばすうえで大切なことが、こまめなエサのチェック。しばらくアタリがなくても、定期的にエサの確認をすることが大切です。
オススメのタックル
これからカットウフグを始めたい人にオススメしたい、価格は控え目、でも高性能なハイコスパタックルを紹介します!
まず、オススメはアルファタックルの「フグカットウFT」。
カットウフグ釣りに必要な機能をしっかりと押さえつつ、メーカー価格が14,000円(税別)と非常にリーズナブルな1本!
初めてカットウフグ釣りをする人に持って来いのロッドなのです。
MODEL | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 標準自重 (g) | 先径 (mm) | 元径 (mm) | 錘負荷 (号) | アクション | L1 (mm) | L2 (mm) | メーカー希望 小売価格 (税別) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
150MH | 1.5 | 2 | 78 | 115 | 0.8 | 12.8 | 25-30 | 9:1 | 475 | 360 | 14,000円 |
続いて紹介するのは「ディーノ船」というリール。
こちらは、カットウフグをはじめ、カワハギ・カレイ・アジ、タイラバなど船のライトゲーム全般に使える万能なリール。
こちらもメーカー価格8,000円(税別)と破格!
ロッドと合わせても22,000円で専用タックルが揃えられるのは魅力的ではないでしょうか。
以上! カットウフグの釣り方の解説でした。
もうそろそろ本格シーズンインする釣りなので、気になっている方はぜひ始めてみてはいかがでしょうか!
