
竹村勝則 プロフィール
大阪・泉南 深日港
この波止の港内側にはイケスがあって、毎夜のように出荷作業をしているので、作業中は電気が灯っている。
波止とテトラの上部は、いくらか明るいが、影になる部分は暗いので、踏み外さないように十分な注意が必要。ライフジャケットの着用を忘れずに。

崩れている箇所もあるので注意
深日港は電車釣行も可能で(南海電車多奈川線の深日港駅下車すぐ)、港内から沖を向いて左が赤灯波止。波止の付け根近くに車が止められる。
道の突き当たりから右(東)に波止が延び、100mほど先で左へ曲がっている。
釣り場となるテトラは北向きなので、冬の季節風は正面からになる。なるべく風の穏やかな日の釣行が望ましい。
今回は半夜釣りでメバルを狙う
当日は風もなく、海はベタ凪。こんな時は半夜釣りでメバル、ガシラなどがよく釣れるので、泉南・岬町の深日港の赤灯波止へ出掛けた。
今回はアミエビをマキエに、サシエに石ゴカイとオキアミ(Sサイズ)を使う。
アミエビはどこの波止でも、サビキ釣りなどで使われているだけに、食い慣れているから、魚が寄ってくる。
サシエの石ゴカイは、夜には青く光るので、魚の目に付きやすい。オキアミは万能エサである。
当日は17時前に着くと、深日港内には投げ釣りの人と、サビキ釣りの人が10人あまり。白灯波止、赤灯波止にも釣り人が数人見えた。
赤灯波止は曲がり角手前までテトラが入っている。その中間点で、まず釣ってみることにした。
メバルは夕方になると浮いてくる習性があるので、浅ダナで狙っていたのだが、いくらアミエビのマキエをしても、アタリがない。
メバルが釣れないならガシラだと、タナを深くしていき、底トントンぐらいにすると、しばらくして電気ウキが、ジワーッと入る。
やっとアタリがきたと、ちょっと間を置いてから合わせると、メバルではない、グルーッと重そうな引き。
これはガシラだなと抜き上げると、18cmぐらいの大口のガシラだった。
それからポツポツとガシラがきたが、サイズが小さくなってきたので、場所がわり。少し先へ歩き、テトラが切れるほんの少し手前の、足場がよいテトラを釣座とした。
ここでも、まずマキエ。マキエを4、5回してから、仕かけを入れる。
ここではマキエ効果が早く出て、3投目にウキがジワーッと入るアタリがきた。
これが何と、メバルの18cm。エサを少し底にハワせた状態で、石ゴカイに食ってきた。
マキエにメバルが寄ってきたかと期待したが、後が続かない。次にきたのはガシラ。リリースサイズのガシラが2、3尾続いた後、次に今までにない強烈な引き。それに堪えて引き寄せたが、重くて抜き上げられない。
タモですくったのは、何と25cmはある大きなガシラだった。
その後、しばらくしてまた強烈な引き。これまでにない力強い引きで、左に右に引っ張る。竿をノサれそうになりながら堪えて、タモにすくったのは、何とグレの28cm。よく引くはずだ。
その後にも25cmのグレがきて、強引を楽しませてくれた。
20時に納竿。3時間ほどの釣りで、ガシラ10尾(18~25cm)、グレ2尾(28cmと25cm)、メバル1尾(18cm)の釣果だった。
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