「明石ダコ」について
「明石ダコ」とは、明石海峡周辺の海域で生息しているマダコのことを指す。
この海域の激しい潮流に流されないように踏ん張るため、足が太くて短いのが特長で、食べると歯応えもありながら、柔らかくて甘みがあり、非常に美味で、人気の高いターゲットである。
ここ数年は、「タコエギ」と言うルアーで釣れることで、さらに人気が上がっていた。
しかし、「年々数が釣れなくなってきている」と言われる明石ダコだが、今年の状況はどうなのだろうか?
禁漁期間や、釣具のルールなども毎年更新され、それに沿った釣具が、釣具屋で販売されている。
今年、大きくかわったのは、タコエギへのエサ巻きが禁止となったことである。
昨年から参加させてもらっている「北斗・大和 タコダービー」。淡路島から出船している2船をチャーターしての大会だが、5月26日に行われた。
私は昨年初参加で、運よく竿頭で優勝をいただいた。
釣行後に「どんな仕掛けですか?」「どんな誘いですか?」と多くの方に声を掛けてもらったのを覚えている。
私がタコ釣りで使う仕掛けは「普通のナス型オモリにタコエギ2つ」という、基本の仕掛けだ。
当然、今年もその仕掛けでのチャレンジである。昨年同様、大会の日がシーズン初のタコ釣りとなり、いろいろと思い出しながらのスローなスタートとなった。
さて、今年の明石船タコの状況と言うと…
周りでは、序盤から快調に竿が曲がっており、今年のタコは調子がよさそうである。
仕掛けはシンプルだが、タコエギのカラーローテーションと誘いのパターンは、周りを参考にしつつ、絞っていく。
この日はグリーン、イエローに、フラッシュブーストの組み合わせが、1番アタリが多かった。
アクションはロッドで操作するよりも、ボトムでどうタコエギをアクションさせるかを意識した方がよい。
この日はゆっくりめではあるが、しっかりとタコエギを引っ張ってくるようなアクションに反応がよかった。
今回のノミラボ実験結果は、「今年の明石ダコは何年かぶりの好調である」であった。
大会の結果は、2船が港に戻ってみないと分からなかったが、私が乗船した大和丸で、1人の方がかなりの数を釣っており、大差は付いたが、何とか2位という結果を残せた。
サイズも最大で2kgオーバーも釣れているので、今年は十分楽しめそうである。ここ数年、苦い思いをされた方も、今年は明石ダコを狙いに行ってみる価値はありそうだ。
この実験で今日もギターが冴えるぜ! ギュイ〜ん♪ 誰かがやらねば…。
(※実験結果は、私の主観で判断しているため、必ずしも皆が同じ感想を持つとは限りません。)