
武田 卓也(たけだ たくや) プロフィール
6月9日の中潮2日目、天気は雨。今回は、淡路島・室津の栄真丸(☎080・6794・2646)に行ってきました。
開幕から1カ月が過ぎましたが、連日好調で大変な盛り上がりを見せており、この日も満船でした。
釣座はミヨシのデッキを選びました。潮シモになりますが、今回は船に乗っているほかの釣り人が、どんな感じで釣っているのかも見て、釣りをしたいと思います。
ポイントの状況に応じた仕掛けで爆乗り
釣り人も乗り込み、5時に出港。まずは港前のポイントからスタート。
このポイントは、海峡側より潮が緩む時間帯が早く、平均サイズが大きなタコがポツポツ釣れる、実績のあるポイントです。ちなみに朝はエギが有効です。
2ハイの良型のタコを釣った後、前日によく釣れたポイントに移動。すでに船団ができており、期待を胸に釣りを再開しました。
最近、実績のあるカラーの組み合わせである、赤のエギと黄色の「マダクLL」を試してみます。
「マダクLL」は、先に発売されていたマダクMやLとは違い、カンナが太く大きくなっており、大型のタコには非常に有効なアイテムです。
爪が大きくなって潮受けが大きくなり、爪の部分が持ち上がり気味になります。リフト&フォールからのステイでの、微振動の誘いが非常に効果的です。大型タコ狙いの船には、LLがオススメです。
「着底、誘い、止め、穂先で聞く、変化がない場合は仕かけを上げてフォール」を基本の誘いとして、繰り返します。
フォール中にタコが寄ってきて、誘いで乗るパターンと、止めで乗るパターンが多く、この日は良型がメインでした。よいサイズのタコが釣れます!
潮の流れが緩んだ時は、ワーム系の仕かけをキャストして、広範囲に探ります。
特に、潮止まりの時間帯は船が流れなくなるため、タコの活性が低くなる時には、キャストで広範囲を探るのが効果的です。
このような時間帯でもポツポツと釣ることができれば、よい釣果に恵まれます。
この日はオレンジのカラーが非常に効果的で、ほかの船に乗っている釣友も、「オレンジがよい」と言っていました。
特定のカラーが非常に効果的な日もあるため、いろんなカラーのエギを持っておくとよいですが、持っていない場合もあります。その場合は、できるだけ近いカラーで試してみるのも、よいと思います。
この日はいろいろと試行錯誤しながらでしたが、結構なボリュームのタコが釣れました。
栄真丸は基本的に船の流しが早い傾向があります。速めの流れに対応した釣り方が、釣果アップのポイントになると思います。今後もシーズン中は楽しませていただきたいと思います。
1週間後の16日、室津の良真丸(☎090・2736・0900)にマダクの効果と釣り方の確認に行ってきましたが、やはり今シーズンはマダクが効果的! 2.3kgをはじめ、中型メインのタコが多数と、よい釣果に恵まれました。
最後に、連載をご覧いただき、ありがとうございました。また、フィールドや、紙面のレポートでお目に掛かることがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。