福井・小浜湾若狭大島の筏は、引きがパワフルな夏チヌが本番です。
6月下旬から7月の現在に至るまで、よい人2ケタの好釣果が続々と上がっています。
大島西村の西森渡船の釣果を見ると、チヌは25~30cmの小、中型がメインなものの、食いは活発。状況よかった日には56尾や40尾などの大釣りもチラホラありました。
西森渡船では、冠者島や葉夫、涙水など、大島半島の東岸各所に筏を浮かべていますが、場所の偏りは少なく、連日チヌの釣果が出ています。

▲冠者島筏で池田の中原氏チヌ46.5cmと25~45cm4尾

▲葉夫筏で半田の山田尚希氏チヌ42.5cm

▲冠者島筏で、一宮の中村氏チヌ24~34cm56尾

▲涙水筏で向日の辻村氏チヌ21~46cm40尾
エサ取り対策にサナギやコーンが有効
各ポイントともに水温が高いので、ヒイラギやアジなどのエサ取りも活発ですが、これらのエサ取り対策には、取られにくいエサで対応するのが一番。
コーンやサナギを主体に、エサが残る時間帯にはオキアミも有効です。

▲サナギエサ
先日、冠者島の筏に釣行した釣り人の話では、朝イチからエサ取りは活発だったそうですが、チヌの食いも活発!
朝イチはチヌがダンゴを割りに来る状態で、コーンの3粒刺しが当たりエサだったとか。
その後、日中はサナギにポツポツと反応。
エサ取りが残るようになった14~16時は、オキアミでバタバタと釣れたそうで、この日は時間帯によって食うエサ、食わないエサがハッキリしていたとか。
エサは複数持参し、ローテしながら当たりエサ、残るエサを探していくのが、釣果のキモのようですね。
仕かけは小、中型が主体なので、ハリスは1.5~2号通しで十分ですが、夏のチヌの引きは小型と言えど、パワフル。また、時おり40~50cm前後の良型、大型がまじるので、やり取りは慎重に。
針はチヌの食いが活発で飲み込まれることも多かったようなので、4号をメインに使うとよいでしょう。
例年、若狭大島は夏チヌが食い活発で、好釣果が出ますが、今期は例年以上に魚影が濃く、釣果にもそれが反映されている様子。
ベテランも、これから始めたい人も、筏でチヌを狙うなら、夏の若狭大島がオススメです。

▲7月17日冠者島筏で、和泉の竹村氏チヌ23〜33cm27尾