イカ釣りの本場で、ビッグな船釣りイベント「若狭おばまイカメタル釣り大会」が初開催! 楽しく和やかな雰囲気のイカ釣りと豪華な参加賞もあり、総勢135人の参加者は笑顔満面

イカ釣りの本場、若狭・小浜で今期新たな船釣りのビッグイベントが、7月27日に行われました。

若狭おばま釣り大会実行委員会が主催した「若狭おばまイカメタル釣り大会2024」は、小浜のイカメタル釣りを体験してもらい、釣りを含めた小浜市のファンを増やすことを目的としたもの。

これに賛同した釣具メーカーや小浜の遊漁船11隻などが、実行委員会と共に中心となって開催しました。

▲協賛各社

▲参加船

募集開始から、すぐに定員一杯となったこのイベント、当日は総勢135人が小浜新港の濱の湯前の岸壁から出船しました。

▲濱の湯前の岸壁に集結した11隻の遊漁船

競技のレギュレーションは、エダ1本までのイカメタル、もしくはオモリグ(どちらもエサ巻きは禁止)での釣ったイカ(種類は問わない)の数釣り勝負(同数の場合はジャンケンで順位決定)。

当日は、総合部門(5位まで表彰)と女性部門(2位まで表彰)で競われました。

17時、10隻(1隻は巡回、救護艇)に分かれた参加者たちを乗せ、合図とともに一斉に沖のポイントへと走り出します。

▲参加船が一斉に走り出す光景は圧巻

記者が乗船した幸翔丸(小浜・西津港)は、水深75mラインに投錨。他船も周囲に陣取り、18時半に一斉スタートとなりました。

▲釣り開始後の幸翔丸での釣り風景

19時に集魚灯を灯し、辺りが暗くなった19時半に船中1パイ目(マイカ胴長15cm級)が、オモリグのエギ2.5号に底から少し上のタナでヒットしました。

▲船中1パイ目を上げたアングラー

ここからは30~50mでポロポロと釣れ続きます。

全体的にイカが小さいのか、アタリの数の割には、なかなか掛からないことも多かったようですが、時おり良型も姿を見せ、パターンを掴んだ人はコンスタントに上げていきます。

▲胴長30cm級の良型も登場

14ハイを上げて船中トップ釣果だった海本博氏は、アタリの多かった30m前後を集中的に攻め、フワフワしたソフトでシャクリ幅を抑えた誘いとフィールを織りまぜて、釣果を伸ばしていきました。

▲マイカ14ハイで、2位入賞の海本博氏

また、女性の部で同数トップに輝いた長谷川あやさんは、当たりカラーとなったピンク系のエギでタナを広く探り、ソフトな誘いと長めのステイでアタリを引き出していました。

▲「今年はイカメタル2回目」と言いつつも、マイカを7ハイ上げて、女性部門で同数トップ釣果となった長谷川あやさん

この日は22時半に納竿。

数を競う競技ではあったものの、参加者たちは夏夜のイカ釣りを楽しみ、船内は終始和やかで楽しい雰囲気に包まれていました。

帰港後は、集計の後、表彰式に。全体的にイカの乗りは好調とは言えませんでしたが、よい人はツ抜け。同数もあり、最終順位がジャンケンで決定というシーンも見られました。

結果は以下の通りです。

◆大会結果◆(以下敬称略)

総合部門(同数はジャンケンで決定)

1位:松野聖斗 16パイ
2位:海本博 14ハイ
3位:西岡隆広 14ハイ
4位:山村將之 13バイ
5位:中川道裕 13バイ

▲総合部門の上位入賞者、同数はジャンケンで順位を決定しました

女性部門(同数のためジャンケンで決定)

1位:杉本美幸 7ハイ
2位:長谷川あや 7ハイ

▲女性部門1位の杉本さん(右)と2位の長谷川さん(左)

イカ釣り以外の楽しみも

表彰式後は、お楽しみ抽選会で賞品が5人に、ジャンケン大会ではアワビやサザエの海産物詰め合わせが11人に贈られ、大いに盛り上がって閉会を迎えました。

▲実行委員長の森下晃壱氏とジャンケン勝負で、勝ち残った11人が海産物をゲットしました

また、受け付け開始から開会式の前の時間帯では、メーカーがブースを出展し、コーナーを訪れる参加者たちに商品を説明したり、販売、交流を深めたり、情報交換を行っていました。

さらに参加賞は、超豪華なもの。メタルスッテやドロッパーなどの、すぐに使えるイカ釣りアイテムを始め、小浜名産の箸やサバ缶なども入っていて、皆さん大満足の様子でした。

▲参加賞の中身

この大会は今年が初年度でしたが、主催者の話では来年以降も開催される予定です。

◆若狭おばまイカメタル釣り大会◆
主催:若狭おばま釣り大会実行委員会
参加船:幸洋丸直幸丸幸翔丸かどや丸こみなみ丸松福丸、雲丸、天輝丸、心共丸、金廣丸、丸吉丸(順不同)

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