今回、皆さまに紹介するのは大人気の「落とし込み」です。
落とし込みはタテ釣りやアンダーベイトなど、地域によってさまざまな呼び方で呼ばれています。
■落とし込みとは?
落とし込みとは、サビキ仕かけをベイト(小魚)の群れに落とし込み、ベイトを掛ける釣りです。
そして、そのベイトを食べようと集まってきたフィッシュイーター(大物)を、掛けたベイトをエサにして釣る、食物連鎖を利用した釣りなのです。
今回は落とし込みの中でも、比較的ライトな落とし込み釣りを紹介します。
この釣りのターゲットはフィッシュイーターと呼ばれる、小魚を捕食する魚がターゲット。
ブリやハマチ、サワラはもちろん期待大。
しかも、アコウ、ヒラメなどの高級魚も釣れることも…。
美味しい魚がいろいろ狙えるなんて、嬉しい限り!
どんな魚が釣れるか、楽しみでシソワソワしちゃいますよ!
では、気になる釣り方へといってみましょう!
初心者でも分かるようにお伝えしていくので、ぜひチェックしてくださいね!
仕かけ
この釣りで大切なのはロッドの感度です。
何故かと言うと、ベイトが掛かったかどうかをしっかりと把握しないといけないからです。
しかし、本命が掛かればしっかりと胴に魚のパワーを乗せたいので、穂先の感度がとてもよい、73調子がオススメ。

マッドバイパー落とし込みMHー245(ダイワ)
また、仕かけはスキンやフラッシャーなどさまざまな針があるので、そのエリアの傾向に合わせて仕かけをチョイスしましょう!
予約の際に船長に事前に、どういう仕かけを用意しておけばよいか確認をしておくのがいいですよ。
通常、ライト落とし込みでは太軸の針を使用しなくても大丈夫です。
しかし、ここ最近は大きいハマチがいる場合が多いようです。
よく肥えたハマチやブリ、カンパチ、ヒラマサなどが期待できる場合は太軸の仕かけを用意しておくことが大切です。
「針がのばされた」なんて話もよく聞きますよ!
せっかくの大物を逃がさないようにしましょう!
写真の仕かけは、三重・赤崎港から出船している海栄丸で使用されている、ハヤブサ製の落とし込み仕かけです。
左が太軸、右が通常の針の太さの仕かけ。
大きめのハマチが多い年には左の太軸の針の仕かけを使用するようです。
それでは、続いては釣り方のレクチャーにいってみましょう!
釣り方
この釣りは、エサを自分で釣らないといけないので、まずはエサとなる、ベイトを釣ります。
船長から「〇から〇まで反応が出ています」とアナウンスがあるので、その指示ダナでベイトを掛けます。
ベイトが掛かれば、底付近まで仕かけを下ろして、後はステイ。
ベイトが急に暴れ出したら近くに大物がいるサインですよ!
この瞬間が堪まりません!
①仕かけを投入する
船長から「〇から〇mまで反応があります」と指示があるので、まずその上の指示ダナまで仕かけを下ろしていきます。
②ベイトを掛ける
ベイトの掛け方は2m仕かけを下ろして、軽く手首をクッと上げ、針をベイトに見せるように誘います。
そしてまた2m仕かけを下ろしていく。これを繰り返します。
ベイトが掛からなければ、また上の指示ダナまで仕かけを上げる、を繰り返します。
③仕かけを底まで落とす
ベイトが掛かれば竿先がブルブルするので、サミングしながら底まで仕かけを下ろしていきます。基本はベタ底をオモリをトントンする程度でよいですが、かけ上がりや魚礁がある場合は根掛かりに注意して、2m前後仕かけを上げます。
④やり取りする
ベイトが暴れ出したら本命がくるサイン。焦らず舞い込むまで待ちましょう。向こう合わせでよいですよ!
ベイトは、アジ、小サバなどがありますが、カタクチイワシやウルメイワシ、マイワシなど、イワシがメインで掛かってくる状況だと、好釣果が期待できます。
その理由としては、イワシは身が軟らかく、またウロコがすぐに剥がれ落ちるからです。
このウロコは海中でキラキラと光り、これが最高の誘いとなります。
基本的にこの釣りのキモは、いかに生きのいいエサを付けているかです。
なので、弱ったベイトはベイト切りをして新しいベイトを付けましょう。
■ベイト切りとは
海中でカン、カンと強くシャクり、ベイトを外すこと。
ベイトが少ない場合や、船宿によってはベイトを付けたままにすることもあるので、その際は船長の指示を仰ぐのがオススメですよ。
さあ、これからさらにアツくなります!
初心者の人でも高確率で土産が期待できますよ!
ぜひ、各地でこの釣りを楽しんでみてくださいね!