トップトーナメンターにステップアップを指南! 世にも贅沢な友釣りを楽しみました【和歌山・富田川で盛夏のアユを大満喫】

こちらは兵庫・矢田川のアユ。矢田川には3度釣行

つりそく編集部の中村です。

2024年はアユの友釣りを頑張ると決め、5月から8月のこの日の釣行まで、川に出掛けた回数は17回。各河川の年券を購入しては、半日でも行けるなら竿を出して、とにかくアユ釣りをした約3カ月。ほぼ単独釣行で、優しい流れで、オトリ屋からすぐに釣りができる釣り場の河川がメインでしたが、毎回目標としているツ抜けがなかなか達成できず…。

そんな悩みを、つりそく倉橋編集長にしていると、「下田さんと釣りに行ってきたら?」と。下田さんとは、週刊釣場速報にも度々寄稿してもらっている、がまかつフィールドテスターの下田成人さん。

こちらは7月中旬の富田川に釣行された下田さんの釣果。8時半から16時までで41尾!

いきなり連絡を取って、「お盆休みにどこかの川に連れて行ってください」なんて、超絶厚かましいお願いをしてしまいました(汗)。でも、二つ返事で下田さんは了解してくれて、「また日が近くなったら、川選びますねー」と。何てお優しい!

そんな優しさの塊のような下田氏は、この後に岐阜・馬瀬川で開催された「第47回G杯争奪全日本アユ釣り選手権」で、見事優勝。名実ともにトップトーナメンターとなられました。おめでとうございます!

最近は祝勝釣行会続きの下田さん。優勝おめでとうございます! 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、役得でしかない今回の釣行。8月17日に下田さんが選んでくれたのは、和歌山・富田川。

券、オトリは古道の杜あんちゃんで。民宿も経営されています

上富田ICから20分と、ほど近いオトリ屋の古道の杜あんちゃんに7時に待ち合わせ、下田さんオススメの中辺路小学校前のポイントへ。

長い間雨が降っておらず、渇水の瀬。まずは、真夏のオトリ管理について教えてもらいました。「とにかく、オトリ管理が1番大事な時期。たくさん時間を掛けて水に慣らせること」とのこと。時間をかけて水合わせをして、「10尾は軽く釣れるよー」と初めに入った瀬は不発。

下流に移動しつつ、よさげな石をピンポイントで狙っていきます(実際は、私はそんなピンを狙えないので、下田さんが都度指導)。すると、対岸に誘導したオトリが、ギラっと光りました。きた! 1尾を掛けて、そこからはリズムよく掛かりだし、テンポよくさらにシモへ。

段々瀬のポイントでは、ハイペースにオトリを入れて、どんどん釣り進みます。粘る必要はなく、どんどん動いて、狙い通りにアユを掛ける。下田さんのそのスピード、魔法のようなオトリの入れ方、美しすぎる…。このポイントで午前中に10尾には届かなかったですが、20cm前後の引きマクる元気な富田川アユを楽しみ、午後は2時間ほど、あんちゃんの下流へ。

この日、写真を全然撮っていなく、古道の杜あんちゃん日記より拝借した、9月1日の富田川のあんちゃん前の様子

流れが細くなって、下流の岩盤に当たる、深くて流れの速いポイント。午前とはまた違ったシチュエーションですが連発で掛かり、最後には超浅いトロトロの流れを泳がせて2尾掛けて終了。最終釣果は、オトリ込まずの16尾でした。

下田さんは竿を出さず指導してくださり、実質釣果は共同ですが(笑)、本当に勉強になりました。ありがとうございました。間違いなく、ステップアップしました。トップトーナメンターの技、目に焼き付けました。

本当、アユ釣りは果てしない。例え同じ川でも時期、天候、川のコンディションなど、2つとして同じ状況というのはありません。でも、たくさんいろんな経験をすることで、引き出しは増えていきます。友釣り後半戦のこれからも、楽しみながら成長したいと思います!

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