【実証してみた】伊勢湾テンヤタチウオでドラゴンサイズは釣り分けられるのか?

寄稿:山村 潤一

みなさん、こんにちは! シマノモニターのジュンです!

ジュン(山村 潤一) プロフィール

シマノサポートアングラー。父の影響で釣りを始めたことをキッカケに、オフショアを中心に釣りに行きマクる新進気鋭のわんぱくアングラー! 今では頭角を現し、2022年には大阪湾タチウオキングバトルのファイナルに進出するなど、実力も折り紙付き。

年々盛り上がっているタチウオテンヤ界。近年では新たに伊勢湾での開拓が進み、専用船も増え始めました。

大阪湾では毎年恒例となっているタチウオKINGバトルが、今年はワンデイですが伊勢湾で開催されると聞きつけ、早速参加してきました!

大阪湾の大会ルールと大きく異なる点が、予選などはなく決勝だけのガチンコバトルなこと! そして、尾数を競うのではなく、如何に「大きいタチウオを釣るか」+「数を揃えてるか」を踏まえた5尾の総重量で順位付けがされます。

僕自身、大阪湾でのタチウオテンヤはかなりやり込んでいるのですが、如何せん初めてのフィールドなので大会前日に、練習も兼ねて前乗りで忠栄丸さんへ。

前情報では、テンヤは50号のグロー系orゼブラ系。エサは大羽〜中羽イワシがよいと聞いていたので、朝1投目は「サーベルマスター船テンヤβ」のスーパー夜光に中羽イワシでスタート。

ポイントは伊良湖沖、水深は60〜90m。まずは手始めに、ボトムから5m刻みのかなり早めのストップ&ゴーを3回程すると、コツンと突きのアタリ。テンヤを逃してあげるとすぐ本アタリになり、幸先よく指3.5本90cmオーバーをゲット! その後も同じパターンで連発。

次第に小型中型の活性も高くなり、フォール中にテンヤが止まるほどの高活性に。

ただ、大会で勝つための課題は、大型ドラゴンサイズを釣ることなので小型タチウオを反応させないように、テンヤをアカキンや無発光タイプのカラーに変更。誘いも優しく優しく…を意識すると、小さなタチウオのアタリを減らすことができましたが、大型タチウオと対面することができず前日プラが終了し大会当日へ。

大会当日

前日プラを踏まえ完全発光色は封印し、最初は完全無発光カラーで挑戦。当日もプラと同様で小型タチウオが多く釣れていたので、読みを信じて無発光を使い続けます。

船中でアリが減り始めたタイミングで、ゼブラ系、微発光系など、カラーのローテーションを試行錯誤するも、大型タチウオには恵まれないまま試合終了…。

帰港後、伊勢湾のテンヤタチウオに通われてる方とお話しさせて頂きました。伊勢湾の傾向や、ドラゴンの釣り方を聞き、自分がプラで導き出した仮説と答え合わせをすると、大きく間違いではなかったことが分かって一安心。

数釣りはモチロンですが、大型も高確率で狙えるとあって今後大きく盛り上がりをみせそうな伊勢湾のテンヤタチウオに、みなさんもぜひチャレンジしてみてください!

タックルデータ

ロッド:①サーベルマスターX TUNE82M/MH178 ②サーベルマスターX TUNE82H172
リール:フォースマスター600DH
ライン:タナトル8 2号
テンヤ:サーベルマスター船テンヤサーベルマスター船テンヤβ

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