【いろんな角度で、広範囲に狙う】7連、8連と高活性!キス192尾の爆釣劇

松尾幸浩(まつおゆきひろ) プロフィール

DAIWAフィールドテスター、全日本サーフキャスティング連盟、兵庫協会神戸投翔会名誉会長を務める投げ釣りのプロフェッショナル。キャスティングの競技会での優勝経験もあるなど、高い技術力を持っている。

広範囲に探って192尾の大爆釣

夏の終わりから晩秋にかけて、ハイシーズンを迎えるのが、兵庫・姫路の大塩海岸のキス釣り。

難しいテクニックを知らなくてもよく釣れ、小気味よい手応えがあって食味も抜群とくれば、言うことなし。

盛期には束釣り(3ケタ釣り)する人も珍しくないと言う、手軽なターゲットが相手なら、ビギナーやファミリーでも手軽に楽しめるのではないだろうか。そこで、まだ夏空が続いているが、今シーズンの接岸状況を確認するために、9月11日に釣行した。

現地到着が6時過ぎ。少しでも水深のある波止からの方が広範囲に探れると、中央の水門の前にある東側の波止先端部に釣座を取った。

早速、タックルをセット。投げ竿は「スカイキャスター33-405・K」、リールは「トーナメントサーフ45」。キスが数釣れると予測して、キス針5号の10本針仕かけに、石ゴカイを刺して東向きに軽くキャスト。スローでサビく。

当日も猛暑の予報だが、まだ曇っており、涼しい南風が吹いて絶好のコンディション。すぐにブルン、ブルルンと本命からのシグナルが続き、これは乗ったよーと、ワクワクしながらリーリングすると、小型キスの6連。

それからは気持ちのよいほど活発なアタリが続き、15~18cmもまじって、クーラーにはどんどんキスが溜まっていく。

キスは音に敏感なので、広範囲に探るべし

ただ、この波止は全長が50mほどと短いので、水深は浅い。同じ場所にキャストすると、やはりキスは音に敏感なので、すぐに散ってしまう。ここが数釣りのコツで、正面や西向きの航路筋などを広範囲に探っていくのが、数釣りの基本だ。

日が高くなると暑さが増し、キスは小型が主体になってしまったが、7連、8連とアタリは止まることなく釣れ続き、当日は外道のヒイラギやガッチョも少なくて非常に釣りやすかった。

結局、昼前にエサ切れで納竿となってしまったが、10~18cmを192尾と爆釣することができた。

これから盛期に向けてキス釣りが楽しめるので、ぜひチャレンジしてもらいたい。

アクセス

■交通…車は第二神明道路から姫路バイパスを経由し、高砂北ICで降りて西進、高砂西交差点を左折し国道250号を走って、山陽電鉄大塩駅前交差点を左折して現地へ。

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