
小牟田 俊寿(こむた としひさ) プロフィール
YUMEMARUタチウオグランプリ 決勝の模様をお届け
皆さんこんにちは!11代目タチウオキングの小牟田です。
今回は、前回予選の模様を書かせていただいた「YUMEMARUタチウオグランプリ」決勝の模様をお伝えしたいと思います。
本来は8月31日に行われる予定でしたが、台風の影響で延期となり、9月14日にYUMEMARUにて開催されました。 8月に5度に渡って行われた予選の通過者が勢揃いし、釣り上げたタチウオの総尾数で競います。猛者揃いで、最高に燃えます!
釣座は抽選の結果、左舷ミヨシから3番目の位置に決定。
直前のプラクティスでは3ケタを超える釣果が出ていたため、当日も高活性の打ち合いバトルになると予想していました。
早めの出船となり、到着したポイントはアカマツ。まだ夜が明けぬ時間帯からのスタートです。
暗いうちはタナがかなり浮いていることが多いため、速めのストップ&ゴーで、広範囲をサーチ。やはり、かなり上のタナでアタリがでて、無事に1尾目をキャッチ。
活性が高いとは言えず、タナもバラ付きがあって、なかなかパターンが掴めず、ポロポロと拾い釣りの展開です。
夜が明けるにつれてタナはある程度安定し、活性もボチボチという状況になりましたが、そこから、強烈な2枚潮が発生! 上潮がトモに向かってぶっ飛び、あちこちでオマツリが多発。
上手くタナに落ちさえすれば、よいアタリがでるものの、タナまで無事に落とすことが難しい状況。
トモの選手は、ここで数を稼いでいるだろうと予測。どこかで挽回を図らねば…。
ようやく2枚潮が落ち付き、安定して魚をキャッチできる状況になりました。
ここからは挽回のため、とにかくスピードを意識した釣りを展開。
・極力上のタナでアタリをだすこと
・掛けるまでのスピードを上げるために、徹底的に即掛け
・巻き上げは電動リールのドラグフルロック
・全速力で巻き上げ
・無駄を省いた最速の手返し
これらを実践する上で懸念されるのは、バラシのリスクですが、強いバイトを引き出し、しっかり掛けてしまえば、バラシは極限まで減らせます。
テンヤカラー、エサ、誘いなど、さまざまな要素が絡みあって、バイトの強弱は決まると思いますが、今回の状況においては、誘いがバッチリとハマったと感じました。
フォールを意識した、強めのワンピッチジャークを2回。明らかに、ほかの誘いよりも強いバイトを引き出すことができました。
ストップフィッシングまで全集中で釣り続け、検量の結果ジャスト100尾の釣果で、優勝することができました!
賞品は超豪華で、シマノの最高級クーラーと、記念のYUMEMARU KINGタオルをいただいちゃいました!
先日参加した「第2回DAIYUMARU杯」に続き、猛者揃いの数釣りバトルを制することができ、大きな自信となりました。
スピードを追求したタックルセレクト
■ロッド:NEW サーベルマスターエクスチューンテンヤ82H172
全体的に張りがあるブランクスで、9:1調子並にしっかり誘えて、瞬時に掛けることが可能。掛けてからは驚くほどに曲がり込み、ドラグフルロック、全速力の巻き上げでも、タチウオの引き込みに追従し、バラシを軽減。
■リール:フォースマスター600DH
「ファイアマッハシステム」によるテンヤの高速落下と、強力なモーターパワー、ドラグ力で高速巻き上げが可能。不意な大物の強い引き込みにも「タッチドライブスピードロック」機能により、瞬時に中間速に戻すことで対応できます!