
立野 義昭(Yoshiaki Tateno) プロフィール
シマノフィールドテスターの立野です。今回は、愛知・師崎の石川丸にお世話になってきました。
伊良湖水道のテンヤタチウオ
テンヤの釣りが爆発的に広がっている伊勢湾ですが、伊良湖水道のタチウオを楽しんできました。実は4週連続で訪れているエリアで、少しこのエリアの特性的なものも分かってきたような感覚です。
関西からのアクセスもよく、この石川丸は3隻体制でさまざまな釣り物に対応してくれますので、オススメです。
さて、当日の目的ですが、活性や時間帯を見て、3種類の竿の使い分けて攻略ができたら、と挑みました。
前回までの釣行では、朝は比較的活性が高く、徐々に活性が落ちていく傾向で、同様の状況が予想されます。
朝のタックルですが、サーベルマスターエクスチューンテンヤ91H164に、フォースマスター601。テンヤは、サーベルマスター船テンヤのグローとゼブラパープルで探っていきます。
予想通り、船長の指示ダナの1番浅い層で、小気味のよいアタリから、素早くハンドルを1回転で本アタリがでて、幸先がよい感じです。
1投1尾の感じで釣れますが、流し始めてしばらくすると、アタリの数も少なくなります。流しかえるとアタりますが、サイズが狙えないので、テンヤのカラーを
イエローグリーンとパッションイエローに変更。しかし、光量の少ない朝のうちは、反応があまりよくありません。
テンヤとカラーを変更し、サーベルマスター船テンヤβの 紫ゼブラ夜光Kを投入すると、アタリと針掛かりが早くなりました。
誘い方としては、91H164の場合、グラスソリッドの特性を生かした激しめのワンピッチジャークの後に、しっかりとステイを意識。
流しかえる度に、アタリの強さが若干弱く変化してきたので、タックルをチェンジします。
【サーベルマスターエクスチューンテンヤ82H172にフォースマスター601DH】の組み合わせです。
ジャークを嫌っている感じがしたので、竿にテンヤの重みをしっかりと乗せて誘います。
すると、素直にアタリがでますが、次のアタリが遠い。そこで、この82H172の特性を利用した、高い操作感を駆使し、アタリがあった後の追いを引き出すべく、激しめのジャークでの誘いを実行。すると、リアクション的に口を使う個体が多くなりました。テンヤは中間色であるゼブラチャートがよかったです。
若干優しめの誘いでアタリを引き出していましたが、段々とアタリが弱くなってきたところで、再びタックルをチェンジ。
【サーベルマスターエクスチューンテンヤ82M/MH178にフォースマスター601DH】の組み合わせです。
段々と2枚潮がキツくなったタイミングでしたが、底付近での反応です。
テンヤをサーベルマスター船テンヤのイエローグリーン、パッションイエロー、インビジブルブルー、ゼブラグローチャートに交換して、それぞれの反応を見てみます。
イエローグリーンをキャストして、水深より若干多めにラインを出して、カーブフォールでハンドルをゆっくり巻きながら、底付近をできるだけ長くトレースするようにアプローチします。すると、この作戦がハマったようで、次々とヒットします。
確認のため、ゼブラグローチャートを投入すると、アタリはあり、次のアタリもありますが、なかなか針掛かりせず、エサだけがなくなる状態。底付近の濁りがないことが分かり、その後は無発光のテンヤで勝負しました。
82M/MH178での誘いですが、ジャークはせずに、竿でテンヤを揺さぶります。これにはタチウオが違和感を感じず、次のアタリがだしやすかったです。
今回は中羽と小羽とサイズの違うイワシをメインに使用しましたが、サンマでも同じようなアタリ方でした。
当日は船中でメーターオーバーが1尾のみと、狙いの大型は出ませんでしたが、活性や時間帯別に新しい3種類の竿の使い分けができたと思いますので、釣行の際の参考になればと思います。
まだまだこれからも盛り上がりを見せる、伊勢湾タチウオ。皆さんもぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。