タルイカジギングを始めるなら今!! 知っておけば、釣れる確率が大幅アップ!!【モンスタースクイッドを釣るための3つのコツ】とは
“爆釣デー”がチラホラと出ている今期のタルイカ。
「個体数は例年に比べて多い」、と言われる今期はタルイカを狙ったことがない人も入門のチャンス。
また、すでにハマっているファンも、タルイカをゲットするチャンスです。
そこで、今回は「日本海のタルイカジギングのパイオニア」と言っても過言ではない、タルイカジギングの老舗、敦賀・色浜の竹宝丸の竹腰優一船長に、タルイカを釣るためのコツを根掘り葉掘り聞いちゃいました。
ビギナーや、まだタルイカの釣果に恵まれない方は、ぜひ釣行前の参考にしてください。
1パイを手にするための、竹宝丸船長からのアドバイス

▲竹宝丸の竹腰優一船長
「タルイカジギング」と言うような言葉がない時代から、タルイカをルアーで釣ることを実践していた竹腰船長。
ビギナーでもタルイカをゲットする確率を上げるポイントを、惜しみなく教えてくれました。
まずは釣行前からの準備となるタックル。
「イカメタルの大物版」という認識からか、イカメタルやタイラバのライトなタックルそのままで挑む人もいるとか。大剣でも1kg級のマイカと違って、タルイカは小さくても、それの2倍、3倍の重量。そのようなタックルでは、まず取れません。
PEは2号、リーダーは10号で、ノットを確実に仕かけを組むのはもちろん、タックルもタルイカ専用ロッドやジギングタックルで挑んで欲しいとのことです。
また、「ドラグ設定は釣り開始前にキッチリとセッティング(ラインが飛ばないレベルで強めに)しておき、慣れない人は掛けてからはドラグを触らないのがイイ」そうです。
タルイカジグのオススメカラー
タルイカ用ジグは、当たりカラーが日により変わるものの、船長に最低限の備えを聞くと、
・マストカラーのグロー
・近年流行りのクリア系
・シルエットで魅せるような、しっかりとカラーがあるモノ
の3つのカラーパターンは押さえておいて欲しいそう。

▲グロー系のタルイカ用ジグで釣れたタルイカ
タルイカジギングの基本的な釣り方は、スローなワンピッチ&ステイ。
船長から指示ダナがアナウンスされるので、指示ダナの下から上までを、大きくフワフワとジャークしながらタナを上げて誘っていきます。
数回繰り返せば、ステイ。
このステイは長めで、目安としては20~30秒。イカメタル等に慣れている人にしてみれば、この時間は意外と長いです。
しっかりと誘った後は、キッチリと止めてタルイカが乗る「間」を作りましょう。
タルイカは数年に1度の大当たり年を除けば、船中全員にヒットすることは稀。ボーズは当たり前の、大物釣りです。
それだけに、ひと度ヒットしてからのやり取り、取り込んだ時の感動は格別。
そこで船長に、少しでもゲットの確率を上げる方法がないかと聞いてみました。
すると、船長が教えてくれたのが、以下のテクニック。
・釣れている時間帯に集中
・アタッた人のタナに即合わせる
・指示ダナはキッチリ探る
の3点です。
これはタルイカに限らず、マイカのイカメタルにも言えますが、時合のようなもので、釣れている時間帯は何らかの影響でイカの活性が高いもの。そのチャンスタイムを逃さずに集中して釣りましょう。
今期の時合の傾向としては、スタート直後と集魚灯が効き始める中盤以降。
この時間帯は、食事や休憩などをせずに、しっかりと集中して釣るのがオススメです。
これもイカメタルにも共通する事項。イカは単体でいることは少なく、大抵は群れでいます。
このタルイカは群れと言うほど多くはないかもしれませんが、ツガイでいることが一般的。1パイ釣れれば、その後の連続ヒットにも期待が持てます。
実際、爆釣した日にはダブルヒット、トリプルヒットもあったようで、周りでヒットした時はチャンスです。
そんな時は、即座にアナウンスされるヒットダナに合わせて誘い、ダブルヒットを狙いましょう。
ヒットダナが分かるまでは、船長からの指示ダナは遵守。
最近の傾向と、当日の感度や潮の具合などを考慮して、船長は指示ダナをアドバイスしてくれます。
なので、釣れない時間帯、アタリがない時間帯ほど、しっかりと指示ダナを探っていくのが大切です。
また、タルイカは意外と浅ダナでもヒットすることがあるので、タナを広めに探る場合は、指示ダナより下を探るのではなく、水面近くまでの上を探っていきましょう。
タナを下げて誘うと、潮などの関係で船全体が釣りにならなくなる時があるので、乗合船ではご法度。ご注意を!
以上が、タルイカをゲットするための、船長からのアドバイスです。
今期はタルイカの気配は十分の好シーズン。
個体数が多い年にチャレンジすると、10kg級のモンスタースクイッドも手にする確率はアップしますよ!