【状況を見極め、柔軟に対応すること】セミファイナル突破の要因となった、大きなポイント

寄稿:黒木淳

黒木 淳(くろき じゅん) プロフィール

愛知在住。伊勢湾をホームグラウンドに、テンヤタチウオ、カワハギ、イカメタル、タコエギなど、あらゆるフィールドへ足繫く通うアクティブアングラー。東海タチウオテンヤパーティー主宰。2022年大阪湾タチウオKINGバトルのファイナリスト

こんにちは、東海アクティブアングラーの黒木です。大阪湾タチウオKINGバトルの予選を何とか通過し、11月3日のセミファイナルに挑んできました。

セミファイナルは雰囲気がガラリとかわり、選手たちの熱気が伝わってきます。

突破の大きなポイント

受付後の抽選で、釣座は、あかさんぽうの左舷44番のミヨシ側となりました。お隣は、関東エキスパートの実力者。

抽選結果を聞いた時には緊張しましたが、逆に「隣に付いていけば、チャンスはある!」と、落ち着いて挑むことができました。

ポイントはアカマツ。強風の中でスタート。練習の時とは異なり、状況は激渋。

テンヤはグローを選択しましたが、全くアタリがありません。

周りも苦戦しており、アタリをだせないまま、時間が過ぎる状況に見切りを付け、テンヤのトーンを落として再投入。丁寧にバイブレーションで誘うと、掛からないアタリが出始めました。

しかし追いがなく、すぐに回収して確認すると、イワシの腹に歯形が付いているものの、噛みが弱い様子。

サンマエサでバイブレーション

準備していたイワシが硬くて太く、フッキングできないと判断。そこで、エサを緩めのサンマにチェンジしました。

再度ボトムから丁寧にバイブレーションで誘うと、違和感が。

すかさずアワせると、ドン! と居食いのようなアタリで、私の好きなパターンがハマり、前半で数を稼ぐことができました。

後半は潮も安定し、時合に突入。ところが、なぜか私だけアタリがでない(汗)。両隣の選手たちはバンバン掛けている中、自分だけアタリがない状況に、焦りが募ります。

テンヤを回収してみると、テンヤにクラゲがベットリ(笑)。そりゃあ、アタらないはずだと、1人で苦笑いしてしまいました。

釣果のポイントとなったのは

結局、後半のチャンスタイムを逃しながらも、ポツリポツリと、何とか拾い続けました。今回の釣果を振り返ると、ポイントとなったのは以下の3点です。

①テンヤのカラー
グローよりも半グロ程度のトーンが効果的。

②エサの硬さ
硬過ぎるよりも、ソフトグミのような柔らかさがよかった。

③誘い方
バイブレーションが主体の誘いが有効。また、その場の状況を判断する際には、釣れている人を観察し、自分との違いを見付けて、カスタマイズしていく柔軟性が重要だと感じました。

これが今回のセミファイナル突破の大きなポイントになったと思います。

▲村上氏(左)と瀧本氏(右)に囲まれる筆者

▲あおさんぽうで2位通過の金森氏(右)と

お気に入りスナップを装着するためにテンヤをカスタム

今回は少しマニアックな部分を紹介します(笑)。

写真①

一昨年、パワー系スナップのロック忘れでテンヤをロストした経験がありました。その際、「よいスナップはないか」と探していたところ、バトラーさんから教えてもらったスナップサルカン(写真①下)を使用しています。

▲通常

▲カスタム後

このスナップは競技中、「船タチウオテンヤSS TG」に付ける際に、指が滑って上手く付けられないため、自分で削って装着しやすい形にカスタムしています。

船タチウオテンヤSS TGは、私にとって、なくてはならないテンヤ。自分好みにカスタムするのも釣りの醍醐味ですね!

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