80kg超モンスターをはじめ、数々のキハダと出会わせてくれたロッド「ヘッドクォーター スタンディングバウト 183S」

寄稿:アルファタックル フィールドスタッフ 椎名義徳

みなさんこんにちは。アルファタックル フィールドスタッフの椎名義徳です。

今シーズンのキハダは凄いですね。

25~30kgのレギュラーサイズが主体ですが、特に10月中旬頃はトップで3本、4本といった釣果も珍しくなく、キハダ初チャレンジでいきなりゲット! なんて人も多かったのでは。

朝晩の冷え込みも増してきたこの頃は、さすがにアタリも少なくなってきましたが、その代わりに50~60kgのモンスターサイズのヒットが目立つようになってきました。その分難易度が高まってきますが、それが本来の相模湾のコマセキハダ。

0か1、難攻不落のモンスターキハダを如何に落とすことがこの釣りの醍醐味でもあると私は思っております。 そして10月28日、茅ヶ崎港一俊丸に乗船。念願叶って82kgのモンスターキハダを釣り上げることができました。

しかし、その後は3回釣行し、釣行毎にヒットはさせたものの全てキャッチには至らず。運を使い果たしてしまったのか…?

シーズン後期、相模湾の良型を狙う

11月12日、小田原早川港の坂口丸に乗船。6時の出船で東方向へ進みます。6時に出船。東に進路を取り、城ヶ島沖を目指します。1時間半ほどのクルージングで城ケ島沖の船団に合流。

△モンスターキハダとのバトルにはコレ!「ヘッドクォーター・スタンディングバウト183S

まずは指示ダナ30mでスタート。開始から2時間ほど経ったところでコマセが効きだし、船のまわり、そして船下にも反応が入るようになってきました。

ここで私のスタンディングバウト183Sにヒット。走りが止まったところでしばしの駆け引き。手ごたえからさほど大きくはないと判断。ロッドを起こし、魚の頭をこっちに向けたところで一気に巻き上げ、まずは14.5kgのキメジをゲット。

2発目のヒットは12時近くになってのこと。ファーストラン、セカンドランで引き出されたラインは300m。レギュラーサイズとは明らかに違う重量感。

ドラグを締め、スタンディングバウトを立てしばらく耐えていると、バット部分から深く曲がり込んでいたブランクスが徐々に戻ってきます。

ロッドにかかるテンションが常に一定になるようブランクスの曲がり込みが戻った分ラインを巻き取っていくと、徐々に魚の引きも弱まり、それまで巻き取りができなかった電動リールも巻き上げができるようになってきました。

300~100mの間は魚をさらに弱らせる目的でゆっくりと時間をかけながら巻き上げ、100mを切ったところから巻き上げ速度を上げ、サメゾーンを逃げ切るべく、ガンガン巻き上げます。

ビシが見えたところでラインを船長に託し、ハリスをたぐってもらうとグッドサイズのキハダが浮上! 2本のギャフが打たれ、取り込まれたキハダは47.2kg!

いい引きを見せてくれました

いつもありがとう。「ヘッドクォーター・スタンディングバウト183S」。

タックルデータ

ロッド:MPGヘッドクォーター・スタンディングバウト183S
リール:6000番電動リール
道糸:PE10号500m
仕掛け:遊動式テンビン+Lサイズプラビシ130号
ハリス:フロロカーボン26号 12m
ハリ:キハダ用16号

ヘッドクォーター・スタンディングバウト183S

全長
(m)
継数 (本) 仕舞 (cm) 標準自重 (g) 先径 (mm) 元径 (mm) 錘負荷 (号) 適合ハリス (号) L1(mm) L2(mm) メーカー希望 小売価格(税別)
1.8 1 180 570 2.5 15.3 100-300 30-60 670 270 82,000円

アルファタックル公式「ヘッドクォーターシリーズ」詳細ページはこちら

最大の魅力は“ブランクスシステム”

「ヘッドクォーター スピニングバウト183S」の最大の魅力は、“GC ULDPブランクシステム”というアルファタックル最高峰のブランクスを使用していること。

これによって、細身かつ軽量且つしなやかさを実現。そのうえで、粘り強度とキハダとの対峙に必要不可欠な、復原力を兼ね備えています。

GC ULDPブランクシステムとは?

「ヘッドクォーター スピニングバウト183S」にはMPG(マグナムパワーグラス)素材という、アルファタックルが誇るグラス素材を使用。

「GC ULDPブランクシステム」は、そんなMPG素材の性能を最大限に引き出す高繊維量&高密度ブランクスで、従来のチューブラーロッドの常識を打ち破るニューシステム。

GCULDPの、GC=グラファイトコアを意味していて、多層シートの中心部に中弾性カーボンを配した、MPG超厚巻きブランクスとなっています。これによって、MPG素材の性能を発揮しつつ、パワーと操作性を向上。

そして、このブランクスの性能を100%発揮するために、完全ワンピースブランクのロッドに仕上げられています。

リールシート~バット部にもコダワリが

ブランクスの素晴らしさが伝わったところで、次はリールシート周り。

滑りにくい「ニューレザーフロントグリップ」や、フードが回らず、リールを1発セットできる「トライアングルリールシートハンドル」。またギンバルも付いているので安心です。

アルファタックル(alpha tackle) プロフィール

株式会社エイテックの自社ブランドがアルファタックル。同じくエイテック社のルアーブランドにはtailwalkがある。アルファタックルは海のエサ釣りを主体にしたロッドや小物用品類を数多くそろえ「MPG」シリーズ、「アルファソニック」シリーズ、「海人」シリーズなどは船釣りファンなら誰もが知るところ。幅広くリーズナブルで高品質な製品ラインナップが魅力。

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