イカ処、日本海では四季折々のイカが狙えます。
現在はタルイカやスルメイカが釣れていますが、冬と言えば、このイカ。そう「ヤリイカ」です。
福井県敦賀沖では、年明け頃から気配が出始め、2月、3月にピークを迎えることが多いですが、今期は12月中旬にして、すでにそのハシリが見え始めました。
敦賀・色浜の日吉丸では、12月9日にヤリイカも狙えるタルイカ便で出船。
この日はヤリイカ狙いは少人数だったようですが、胴突き、イカメタルともにヤリイカの姿が見られました。
若船長のトモ君の話では、ヤリイカの調査も兼ねて、タルイカとどちらも狙える水深150mラインのポイントで釣りを開始したところ、開始直後の18時頃にメスのヤリイカが1パイ上がったとのこと。
それ以降はイカの気配がなく時間が過ぎたようですが、集魚灯を焚き続けていると十二分に効いてきた21時頃からアタリがポツポツと出始めたそうです。
以降は納竿まで、チラホラとアタリがでて、アタリの数ならよい人は20回以上。
ここで「アタリの数なら」、と書いたのは、この日はフグやサゴシなどの魚が高活性で、ヒットしたイカが次々とかじられたとか。
完全体で上がってきたイカが圧倒的に少なかったようで、よい人はヤリイカ5ハイ。これにスルメイカが10パイほどまじっていました。
ヤリイカと言えば、タナは底をイメージしますが、この日は底から上の方までを広く探って、ヤリイカのアタリが集中したのは110~130mラインだったそうです。
イカメタル、胴突きともに、プラヅノ11cm、ハイブリッド、エギ2号などに満遍なくアタってきたようで、どちらの釣り方でも楽しめます。
仕かけは、イカメタルならオバマリグでメタルスッテは20~25号メインに、潮の状態によっては30号まであればベスト。
胴突きならオモリは80号をメインに使っています。
若船長の話では、当日はメスの胴長20cm級ばかりだったそうですが、例年ならシーズン初期はオスがよくまじるので、シケ明け以降の出船が楽しみなところ。
ハシリのヤリイカを釣りたいなら、次のシケ明けを狙ってみると面白そうですよ!