アジングなど、夜釣りの釣果を上げる要素として常夜灯…つまり「光」が重要とされていますよね。
…が、なぜ魚は光に引き寄せられるのでしょうか。実は、そこには自然界の不思議な仕組みが関係しているのをご存じでしたか?
1.光が魚を引き寄せる理由は「食物連鎖」
魚が光に集まる理由のひとつは、「光にエサが集まるから」。
光に照られている場所には、まず最初に小さなプランクトンが光に向かって集まってきます。そのプランクトンを食べる小魚(アジ・イワシ・サバなど)が集まり、さらにそれを狙う大きな魚(シーバス・タチウオ・イカなど)がやってくる、という 「食物連鎖」 が起こるのです。
つまり「エサが集まるから結果的に魚も集まる」というワケ。
なぜプランクトンは光に集まるのか?
プランクトンの多くは「正の走光性」という、光の方向に向かっていく習性を持っています。これは、普段プランクトンが海面近くで太陽の光を浴びて活動しているため、夜間に光があると「昼間と勘違いして移動する」ためと言われています。
タチウオなど、魚の中にはプランクトンと同じく正の走光性を持つとされる魚も存在します。
光の色や強さで集まる魚が変わる?
実は、光の種類によって集まる魚の種類が変わることもあるそうで。
例えば、イカ釣りでは青色のLEDライトがよく使われます。これはイカが光に敏感で、特に青い光に強く反応すると言われているためです。一方で、赤色の光は水中ではほとんど届かないとされているため、集魚灯には向かないのだとか。
光を制する者は夜釣りを制す!
この知識を活かせば、夜釣りの成功率もアップするはず! 次回の釣行では、ぜひ光を上手に活用してみてくださいね!