ロッド(釣り竿)の素材には「カーボン素材」と「グラス素材」の2種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
本記事では、初心者の方が理解しやすいように、この2つの素材の違いを解説します。
カーボン素材の特徴

出典:ダイワ
①軽量で扱いやすい
→グラス竿に比べて軽いため、長時間の釣りでも疲れにくく、操作性が高い。
②高感度
→素材の特性上張りのあるシャッキリとしているので、魚のわずかなアタリや海の底質を捉えやすい。
③反発力が強い
→反発力が強いため、キャスト時により遠くへルアーや仕掛けを飛ばすことができます。
①衝撃に弱い
→近年のカーボンロッドは強度が高く、よっぽどのことでは破損しませんが、グラスロッドと比べると衝撃や傷に弱い。
②アタリを弾く可能性がある
→反発力が高さから、瞬発的なアタリを弾いてしまうことがある。
③粘りが弱い
グラス竿のようなしなやかさはなく、大物とのやり取りで負荷を感じやすい。
ルアーロッドはほとんどがカーボン製。
軽量かつ、反発力があるので、キャストや操作がしやすい素材。一方、瞬発的に掛かる衝撃には弱い。
グラス素材の特徴

出典:アルファタックル
①耐久性が高い
グラス竿は折れにくく、衝撃にも強いため、安心して使える素材。
②しなやかで粘り強い
しなやかさがあり、大物がかかった際も折れにくく、安定したやり取りができます。
③曲がって楽しい
「魚を曲げて獲る」という感覚は釣りの醍醐味。魚を浮かせる力も強いので安心。
①重い
グラス竿はカーボン竿に比べて重く、長時間の使用では疲れやすい。
②感度が低い
しなやかで粘り強い分、魚のアタリを感じにくい傾向がある。
③反発力が弱い
キャスト時の反発力が低いため、遠投にはあまり向いていない。
まとめ
ロッドを選ぶ際は、釣りのスタイルや目的に応じて、適切な素材のものを選びましょう。
釣りを楽しみながら、自分に合ったロッドを見つけてみてください!